ドクターTの今日も快腸

大腸の病気(大腸ガン・ポリープ、過敏性大腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病など)が増加しています。ひとりでも多くの方が快腸になっていただくための最新情報を提供してゆきます。

コメントから
「6-MPとアザチオプリンをどのように使い分けていますか?」
大変難しい質問です
 アザチオプリンからロイケリン
 アザチオプリンはご存知のように肝臓で代謝されて6MPに変化しますので、本質的には効果は変わりません。アザチオプリンを6MPに変換する酵素の効率まれに低い方がいますのでその場合は、ロイケリンを使用するべきでしょう。
 実際には6MPからさらに変化した6TGNがDNA、RNAを阻害して白血球の機能を低下させて次第に効果を発揮しますので、効果発現には1-2ヶ月を要します。同時に骨髄抑制や脱毛、すい臓炎、肝障害などもこの時期に出現しますので、最初の1-2ヶ月注意すれば比較的使いやすい薬と考えています。
 アザチオプリン派とロイケリン派
 アザチオプリン派の私自身はアザチオプリンを使用する理由は
1)錠剤で飲みやすいこと、
2)一番の経験者Present先生らサイナイ病院が使用していること、
3)治療指針やこの六月から適応が通ったことから、保険請求上、査定されないです。以上が理由です。
 6MPを使用する先生方の理由は
1)肝臓で代謝されることなく直接効果を発揮する、
2)散剤のため、微調整が可能であるということです。
 しかし体重1kgあたり1-2mgが維持量であること、
 利き始めに1-2ヶ月要することから、それほど微調整を要する必要を感じません。結局白血球数が下がるのは1-2週間単位なので、最終的に4000前後を目標にアザチオプリンなら0.5−1-1.5−2錠で調整します。
 アメリカの学会では 学会で5人ほどIBDのエキスパートに質問したことがありました。
NY派(サイナイ病院Present,Mayers、ペンシルベニア大学Lichtenstein)はアザチオプリン、シカゴ派(シカゴ大学Hanauer,)はロイケリンでした。
結局 医師としては自分の手馴れた薬剤を使用することが安定した効果を挙げることにつながります。
 このような質問が出てきたことは、ようやく日本のIBD臨床にも免疫抑制剤が一般的に使用され、市民権を得た感触がいたします。
アザチオプリンの構造式です

aza構造式

ありがとうございます。
参考になりました。

2006.09.21 09:56 URL | くろーん40 #- [ 編集 ]

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2006.09.21 11:58  | # [ 編集 ]

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2006.09.24 21:36  | # [ 編集 ]

はじめまして、6MPとアザチオプリンの等価換算は、できるのでしょうか?
散剤ですと、調剤者などに被曝の可能性があるためです。
ご存知でしたら、ご教授いただけますか?

2007.02.22 09:37 URL | れいら #- [ 編集 ]












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