ドクターTORAの今日も快腸

大腸の病気(大腸ガン・ポリープ、過敏性大腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病など)が増加しています。ひとりでも多くの方が快腸になっていただくための最新情報を提供してゆきます。

 クローン病は先進国で増加しています
1)先進国では生活環境が衛生的になり、寄生虫がいなくなりましたが、アレルギー疾患(アレルギー性鼻炎、喘息、アトピー性皮膚炎)が増加しています。
2)クローン病の発生は1930年代に北部アメリカやイギリスの白人に始まり、
1950年にはアメリカ南部において白人にも黒人にも広がりました。
3)さらに1980年にはアジア人にも報告されるようになり、2000年までの日本での増加は皆さんご存知の通りで、中国、韓国でも都市部を中心に増加しています。
4)このようなことから、寄生虫が腸の中にいれば炎症が消えてよくなるのではないかというアイデアがアメリカ中部のアイオワ大学医学部病院から生まれました。
早速治験が行われました。
方法
1)寄生虫の卵(ヒトに害を及ぼさないような)を29人のクローン病の患者さんに3週間のごとに服用してもらう
2)24週間後に判定。
結果
1)72%(21人/29人)の患者さんで、クローン病活動性指数が150以下に低下(=寛解)
イギリス消化器病学会誌2005年54号87-90に掲載。
Dr.Tのコメント
奇想天外な発想がすぐ臨床に応用されるのはさすがに開拓者の国アメリカですね。
その後の報告がが期待されます。

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