ドクターTORAの今日も快腸

大腸の病気(大腸ガン・ポリープ、過敏性大腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病など)が増加しています。ひとりでも多くの方が快腸になっていただくための最新情報を提供してゆきます。

今週の診療から
 潰瘍性大腸炎を100人以上拝見していますが、ほとんどは下痢も無く、体重が増えて肥満気味の方が増えています。
潰瘍性大腸炎の皆さん悪化の原因はさまざまです。
大きく分けると多い順に
1)風邪や下痢などをきっかけに
2)身体的心理的ストレス(勤務が多忙、生活が不規則、身内の不幸が連続など)
3)薬をやめてしばらく後(自己判断でペンタサ、イムランなどを中止)
4)原因がよくわからないが、いきなり悪化。
といったところです。
 いったん悪くなっても早めに対処すれば大体よくなりますので2年半で入院になった方は1人でした。これまで2年間、潰瘍性大腸炎の患者さんはどの患者さんも入院なしですみましたが、
一名:通院が遠く、外来での治療が困難で、なかなかよくならず、本人ご家族と相談して入院していただきました。
 悪化に対する食事の影響は判断が難しいですが、よくなっている時期はなるべく本人と相談して好きなものを病気になる前と同じように食べてもらっています。
 あまり食事を制限すると帰ってストレスでしょうから。ただ連日の暴飲暴食=鯨飲馬食はやめてもらうようにしています。
 専門外来で時間をとり何回かに分けて
 潰瘍性大腸炎の病気のことや
 薬のこと、食事のこと、悪くなる可能性についてなるべく詳しくあらかじめ話しておくと、
 皆さん納得されて安心し、大体病気の状態は落ち着くようです。そんなわけで、最近は私の診察する潰瘍性大腸炎は、体重が増えて肥満気味の方が増えています。