ドクターTORAの今日も快腸

大腸の病気(大腸ガン・ポリープ、過敏性大腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病など)が増加しています。ひとりでも多くの方が快腸になっていただくための最新情報を提供してゆきます。

 潰瘍性大腸炎の悪化には腸内細菌の変化があると考えられています。腸内細菌の全貌は明らかでなく、300種類以上、総数50〜100兆個あると想定されています。これほどの種類と量があることが解析をむずかしくしています。
 プロバイオテックスとは、いわゆる善玉菌を服用してもらい、腸内細菌のバランスを戻ス様な治療のことです。ちなみにプレバイオテックスとはいわゆる善玉菌を増やすような食物繊維などを服用してもらい、腸内細菌のバランスを戻ス治療のことを指します。

最近イギリス消化器病学会誌に本格的なプロバイオテックスによる治験の結果が出ましたのでお知らせします。
対象 327人の寛解期の潰瘍性大腸炎
方法 
1)前向き、二重盲検試験(対象薬と実薬が、医師も患者もわからない状態)
2)治療薬は
A)プロバイオテックス(大腸菌の製剤:N1917;200mg/日)162人
対照B)メサラジン=ペンタサ500mg/日)165人
3)一年間、症状、内視鏡で判定
結果
1)A)プロバイオテックス(大腸菌の製剤:N1917;200mg/日)再燃率36.4%
対照B)メサラジン=ペンタサ500mg/日)再燃率33.9%
2)背景因子:潰瘍性大腸炎の期間、病型で差がない
結論
プロバイオテックス(大腸菌の製剤:N1917)は、メサラジン=ペンタサ500mg/日)と同等の再燃予防効果がある。

Dr.Tのコメント
100人以上の患者さんでプロバイオテックスについて
前向き、二重盲検試験の形でしっかりした治験で、いい結果です。
今後が楽しみです。


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