ドクターTORAの今日も快腸

大腸の病気(大腸ガン・ポリープ、過敏性大腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病など)が増加しています。ひとりでも多くの方が快腸になっていただくための最新情報を提供してゆきます。

質問から
クローン病患者のロキソニン服用について。


1)クローン病4年目(大腸型)でお腹の調子が悪くなると、同時にお尻の症状も悪化します:肛門が腫れる→痔ろうが悪化。

2)痛み止めとしてにロキソニンを貰っているのですが、どこかでロキソニンはあまり多用すると消化器官を害すると聞き、私は痛みが我慢できなくなるぎりぎりまでロキソニンの服用はしないようにしてます。

3)ぎりぎりまで我慢しているのがいいのでしょうか?
それともロキソニンの鎮静作用を頼った方が良いのでしょうか?


答え
クローン病の腹痛や肛門痛にロキソニンを使用してクローン病が悪くならないか:というご質問だと思います。
1)ロキソニンをはじめとする消炎鎮痛剤のクローン病や潰瘍性大腸炎に対する影響については、これまで多くの論文で検討されてきた問題ですが、明らかな結論が出ていません。理由はクローン病や潰瘍性大腸炎そのものがよくなったり悪くなったりするため、薬のための悪化か、病気そのものの悪化か、わかりにくいからです。
2)臨床的には、自分の経験やクローン病や潰瘍性大腸炎の専門の医師の間では、ロキソニンをはじめとする消炎鎮痛剤がクローン病や潰瘍性大腸炎を悪化させるように思われます。
3)しかし、クローン病や潰瘍性大腸炎の腹痛、肛門痛だけでなく、頭痛、生理痛、関節痛、歯の痛みなどがあるわけですので、痛み止め:消炎鎮痛剤をまったく使用しないというのは、むりでしょう。
結論としては、消炎鎮痛剤の使用は、数日間以内でなら大丈夫と思います。
 なおクローン病大腸型で痔ろうがあるのなら、きちんと免疫調整剤やレミケードで治療すれば痛みの程度も少なくなると思われます。
以上簡単ですが、お大事に。
お願い:質問の方、同じような症状の方は賛同されたら拍手をクリックしてください。よろしくお願いします