ドクターTORAの今日も快腸

大腸の病気(大腸ガン・ポリープ、過敏性大腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病など)が増加しています。ひとりでも多くの方が快腸になっていただくための最新情報を提供してゆきます。

質問から
1)痔ろうがものすごく悪く内視鏡検査の結果小指が入るくらいのロウコウが3つあるとのことでした。
2)シートンも何本か刺さっておりレミケードも8週おきにやってますがレミケードをやった時は痔ろうは少し改善するのですがまた1ヶ月くらいで戻ってしまって膿が大量にでてレミケードの繰り返しです。 座ることもかなりきつく生活がかなり苦しいです。
現在飲んでる薬はエレンタールとペンタサとロキソニンだけです。
 改善の余地はないものしょうか?
答え
 確かに痔瘻が難治でレミケードがあまりきかない場合があり大変重要な問題です。
 その場合の治療方法を列挙しますと
1)シートンの入れ替えが重要:シートンの場所が的確でなく、十分な膿のドレナーシ(ぞ戸に出すこと)゙ができていない可能性があります
2)中心静脈栄養や免疫調整剤の併用:レミケードが出る前は、中心静脈栄養や免疫調整剤の併用で2-3ヶ月粘って治療したことも多いですが、それでよくなっていました。
3)一時的人工肛門:大変ないやな選択ですが、肛門病変がひどい場合は、仕事や学業に支障があるのでやむを得ません。人工肛門にしてすっきりした方も少なくないです。
 まずは、入院して中心静脈栄養で便を遮断し、抗生剤で治療した後に、再度肛門手術で切開して膿を出してとシートンの入れ替えを行い、その後でまたレミケ-ドの維持投与を行えばいいのではないでしょうか。この場合肛門外科として十分な経験のある先生がいいでしょう。
それでだめなら、一時的人工肛門が重要かも知れません。

以上簡単ですが、参考になれば幸いです。くれぐれもお大事にしてください。
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