質問から
CD暦約10年、30歳代女性。
1)ペンタサと栄養療法(鼻注5包/日)と食事療法でやってきました。
その間、常にCRPが1.0前後あり、年々腹痛や下痢、倦怠感が強くなり、昨年くらいからは外出も気軽にしづらい状況です(今仕事もしていません。)
2)小腸は長い範囲で狭窄があり、レミケードは適応で無いようです。
3)一度プレドニンを服用しましたが、痔ろうになり即中止しました。
絶食をすればCRPは下がるのですが、少しでも食事を始めるとすぐ元に戻り、腹痛、下痢もひどくなります。
何か方法がありますでしょうか?
答え
1)小腸のクローン病病変が狭く、長いこと、
2)内科的治療でよくならない:プレドニンやペンタサと栄養療法(鼻注5包/日)をおこなっても、腹痛などがつよいこと
以上からクローン病の病変部を切除手術するのが最善でしょう。
これまでも腹痛で相当つらい日々を送られてきたと思います。クローン病は発病後10年で約70%の患者さんが手術になり、手術後5年で40%くらいが再手術になります。
手術しても再手術の不安があると思いますが、現在は免疫調整剤やレミケードがありますので、手術後の管理をしっかりすれば、再手術はせずに何とかなると思います。
私の患者さんで、手術後再燃して、レミケードで治療している患者さんがいますが、多くの方は安定して、食事も自由に取っています。
手術後は、しっかり管理してもらってください。
GoodLuck!
お願い:質問の方、同じような症状の方は賛同されたら拍手をクリックしてください。よろしくお願いします
CD暦約10年、30歳代女性。
1)ペンタサと栄養療法(鼻注5包/日)と食事療法でやってきました。
その間、常にCRPが1.0前後あり、年々腹痛や下痢、倦怠感が強くなり、昨年くらいからは外出も気軽にしづらい状況です(今仕事もしていません。)
2)小腸は長い範囲で狭窄があり、レミケードは適応で無いようです。
3)一度プレドニンを服用しましたが、痔ろうになり即中止しました。
絶食をすればCRPは下がるのですが、少しでも食事を始めるとすぐ元に戻り、腹痛、下痢もひどくなります。
何か方法がありますでしょうか?
答え
1)小腸のクローン病病変が狭く、長いこと、
2)内科的治療でよくならない:プレドニンやペンタサと栄養療法(鼻注5包/日)をおこなっても、腹痛などがつよいこと
以上からクローン病の病変部を切除手術するのが最善でしょう。
これまでも腹痛で相当つらい日々を送られてきたと思います。クローン病は発病後10年で約70%の患者さんが手術になり、手術後5年で40%くらいが再手術になります。
手術しても再手術の不安があると思いますが、現在は免疫調整剤やレミケードがありますので、手術後の管理をしっかりすれば、再手術はせずに何とかなると思います。
私の患者さんで、手術後再燃して、レミケードで治療している患者さんがいますが、多くの方は安定して、食事も自由に取っています。
手術後は、しっかり管理してもらってください。
GoodLuck!
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質問から
クローン歴1年で痔瘻の切開をして、シートンはやらなかったのですが、最近膿みが溜まり前に切開した傷口がプクッと腫れて潰れて膿がでてきました。 膿が出やすい様に傷口が全部ふさがらないように切開してくれたのでしょうか?また腫れたら潰していいんでしょうか?
答え
残念ながら、クローン病の痔瘻は切開しても治りにくく、再発しやすいです。
肛門外科の専門の先生にしっかり治療してもらってください。それでも再発しやすいので、免疫調整剤やレミケードを使用する場合があります。
以上簡単ですが、参考になれば幸いです。お大事に。
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クローン歴1年で痔瘻の切開をして、シートンはやらなかったのですが、最近膿みが溜まり前に切開した傷口がプクッと腫れて潰れて膿がでてきました。 膿が出やすい様に傷口が全部ふさがらないように切開してくれたのでしょうか?また腫れたら潰していいんでしょうか?
答え
残念ながら、クローン病の痔瘻は切開しても治りにくく、再発しやすいです。
肛門外科の専門の先生にしっかり治療してもらってください。それでも再発しやすいので、免疫調整剤やレミケードを使用する場合があります。
以上簡単ですが、参考になれば幸いです。お大事に。
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質問から
1)昨年クローン発症。現在ペンサタ4錠とエレン朝1袋昼と夜は食材に気をつけて普通の食事です トイレの回数は普通より多いが下痢はしていません。血液検査でCRP1.3くらいで赤沈も正常ではありません。担当医も首をかしげます
2) まだ炎症があると思うと知らないうちに悪くなるのではと不安です 正常な値にするにはどうしたらよいでしょう
3)また卒業後実家に戻り新しい病院を探さなくてはなりません どのように引き継いでいただいたらよいでしょうか
答え
1)症状がたいしたことなく、知らないうちに悪化するのがクローン病の厄介なところです。
2)先日も2年ぶりに診察した患者さんで、2年間はまったく症状が無かったようですが、ここ一ヶ月のうちに痛みがでてきました。超音波で診ると小腸の下部が狭くなっていて手術を考えなくてはいけない状態でした。
3)さて、症状とデータからはクローン病は比較的落ちついていると思われますが、腹部CTで大まかに腸管の状態を調べてはいかがでしょうか。また町田のクリニックに来てくだされば超音波でおおよそのめどをつけることは可能です。その後で必要なら大腸、小腸を調べたらいいでしょう。卒業して実家に戻る前にしっかり診断しておけば、より安心ではないでしょうか。
4)実家がどこかわからないのですが、全国に僕の友人で潰瘍性大腸炎、クローン病の専門家がおりますので、ご紹介できると思います。
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1)昨年クローン発症。現在ペンサタ4錠とエレン朝1袋昼と夜は食材に気をつけて普通の食事です トイレの回数は普通より多いが下痢はしていません。血液検査でCRP1.3くらいで赤沈も正常ではありません。担当医も首をかしげます
2) まだ炎症があると思うと知らないうちに悪くなるのではと不安です 正常な値にするにはどうしたらよいでしょう
3)また卒業後実家に戻り新しい病院を探さなくてはなりません どのように引き継いでいただいたらよいでしょうか
答え
1)症状がたいしたことなく、知らないうちに悪化するのがクローン病の厄介なところです。
2)先日も2年ぶりに診察した患者さんで、2年間はまったく症状が無かったようですが、ここ一ヶ月のうちに痛みがでてきました。超音波で診ると小腸の下部が狭くなっていて手術を考えなくてはいけない状態でした。
3)さて、症状とデータからはクローン病は比較的落ちついていると思われますが、腹部CTで大まかに腸管の状態を調べてはいかがでしょうか。また町田のクリニックに来てくだされば超音波でおおよそのめどをつけることは可能です。その後で必要なら大腸、小腸を調べたらいいでしょう。卒業して実家に戻る前にしっかり診断しておけば、より安心ではないでしょうか。
4)実家がどこかわからないのですが、全国に僕の友人で潰瘍性大腸炎、クローン病の専門家がおりますので、ご紹介できると思います。
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質問から
クローン病患者のロキソニン服用について。
1)クローン病4年目(大腸型)でお腹の調子が悪くなると、同時にお尻の症状も悪化します:肛門が腫れる→痔ろうが悪化。
2)痛み止めとしてにロキソニンを貰っているのですが、どこかでロキソニンはあまり多用すると消化器官を害すると聞き、私は痛みが我慢できなくなるぎりぎりまでロキソニンの服用はしないようにしてます。
3)ぎりぎりまで我慢しているのがいいのでしょうか?
それともロキソニンの鎮静作用を頼った方が良いのでしょうか?
答え
クローン病の腹痛や肛門痛にロキソニンを使用してクローン病が悪くならないか:というご質問だと思います。
1)ロキソニンをはじめとする消炎鎮痛剤のクローン病や潰瘍性大腸炎に対する影響については、これまで多くの論文で検討されてきた問題ですが、明らかな結論が出ていません。理由はクローン病や潰瘍性大腸炎そのものがよくなったり悪くなったりするため、薬のための悪化か、病気そのものの悪化か、わかりにくいからです。
2)臨床的には、自分の経験やクローン病や潰瘍性大腸炎の専門の医師の間では、ロキソニンをはじめとする消炎鎮痛剤がクローン病や潰瘍性大腸炎を悪化させるように思われます。
3)しかし、クローン病や潰瘍性大腸炎の腹痛、肛門痛だけでなく、頭痛、生理痛、関節痛、歯の痛みなどがあるわけですので、痛み止め:消炎鎮痛剤をまったく使用しないというのは、むりでしょう。
結論としては、消炎鎮痛剤の使用は、数日間以内でなら大丈夫と思います。
なおクローン病大腸型で痔ろうがあるのなら、きちんと免疫調整剤やレミケードで治療すれば痛みの程度も少なくなると思われます。以上簡単ですが、お大事に。
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クローン病患者のロキソニン服用について。
1)クローン病4年目(大腸型)でお腹の調子が悪くなると、同時にお尻の症状も悪化します:肛門が腫れる→痔ろうが悪化。
2)痛み止めとしてにロキソニンを貰っているのですが、どこかでロキソニンはあまり多用すると消化器官を害すると聞き、私は痛みが我慢できなくなるぎりぎりまでロキソニンの服用はしないようにしてます。
3)ぎりぎりまで我慢しているのがいいのでしょうか?
それともロキソニンの鎮静作用を頼った方が良いのでしょうか?
答え
クローン病の腹痛や肛門痛にロキソニンを使用してクローン病が悪くならないか:というご質問だと思います。
1)ロキソニンをはじめとする消炎鎮痛剤のクローン病や潰瘍性大腸炎に対する影響については、これまで多くの論文で検討されてきた問題ですが、明らかな結論が出ていません。理由はクローン病や潰瘍性大腸炎そのものがよくなったり悪くなったりするため、薬のための悪化か、病気そのものの悪化か、わかりにくいからです。
2)臨床的には、自分の経験やクローン病や潰瘍性大腸炎の専門の医師の間では、ロキソニンをはじめとする消炎鎮痛剤がクローン病や潰瘍性大腸炎を悪化させるように思われます。
3)しかし、クローン病や潰瘍性大腸炎の腹痛、肛門痛だけでなく、頭痛、生理痛、関節痛、歯の痛みなどがあるわけですので、痛み止め:消炎鎮痛剤をまったく使用しないというのは、むりでしょう。
結論としては、消炎鎮痛剤の使用は、数日間以内でなら大丈夫と思います。
なおクローン病大腸型で痔ろうがあるのなら、きちんと免疫調整剤やレミケードで治療すれば痛みの程度も少なくなると思われます。以上簡単ですが、お大事に。
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免疫調整剤(イムラン)が潰瘍性大腸炎(UC)に認可されてから約2年になります。
1)イムランは潰瘍性大腸炎に対して、海外では20年前から広く使用され、国内では一部の専門病院で使用されてきました。効果は、ステロイド依存性の潰瘍性大腸炎に対して有効率50-70%位です。
2)古い薬であるため、潰瘍性大腸炎に対して前向き試験の結果はありますが、1980年代の論文が多く、症例数が少なかったり、ランダムでなかったり、前向きでなかったりしています。
3)本邦の専門家の中には長期間の多施設ランダム前向き試験で明らかな結果が出ていないこと、長期的には、発ガンの可能性があることから使用を控える方も少なくありません。
4)免疫学を研究した僕の考えでは、潰瘍性大腸炎の粘膜で起きている過剰な免疫反応を抑制するのに白血球除去療法(GCAP、LCAP)でも、免疫調整剤イムランでも、使用できるものは使用するのがいいと思います。
5)現在のクリニックでは、潰瘍性大腸炎(UC)が悪化したら早めの白血球除去療法(GCAP、LCAP)と免疫調整剤イムランの導入で、この2年間誰一人入院することが無くすごしてきました。
6)私の経験した難治の患者さんの効果を示します。
30歳代前半男性で4年前に発病、一年間ステロイドが減らせなくなり一年半前に来院しました。
一日便8回半分が下血でしたが、内視鏡的にはやや重い中等症でした(下図左)。
ステロイド継続のまま、白血球除去療法で10回で終了時には便が4回出血二回程度になりましたがステロイドは5mgでした。10回終了後の内視鏡像は潰瘍が減り、粘膜のむくみが減った状態です(下図中)。
そこでイムランを併用開始し、1ヵ月後にはステロイドを中止しました。以後1年間以上安定しています。一年半後の内視鏡では潰瘍やビランはありません:まさに潰瘍のない潰瘍性大腸炎に落ち着きました。自覚症状もなく、便が一回で内視鏡像も申し分ないので、本人と相談してイムランを中止しました(下図右)。そのときの患者さんのほっとした表情が印象的でした、やはり免疫調整剤に対する不安があることを感じましたが、僕を信じて免疫調整剤を一年間以上服用してくれたことにとても感謝しています。治療は医師と患者さんが一緒になってつくるものだと感じました。
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1)イムランは潰瘍性大腸炎に対して、海外では20年前から広く使用され、国内では一部の専門病院で使用されてきました。効果は、ステロイド依存性の潰瘍性大腸炎に対して有効率50-70%位です。
2)古い薬であるため、潰瘍性大腸炎に対して前向き試験の結果はありますが、1980年代の論文が多く、症例数が少なかったり、ランダムでなかったり、前向きでなかったりしています。
3)本邦の専門家の中には長期間の多施設ランダム前向き試験で明らかな結果が出ていないこと、長期的には、発ガンの可能性があることから使用を控える方も少なくありません。
4)免疫学を研究した僕の考えでは、潰瘍性大腸炎の粘膜で起きている過剰な免疫反応を抑制するのに白血球除去療法(GCAP、LCAP)でも、免疫調整剤イムランでも、使用できるものは使用するのがいいと思います。
5)現在のクリニックでは、潰瘍性大腸炎(UC)が悪化したら早めの白血球除去療法(GCAP、LCAP)と免疫調整剤イムランの導入で、この2年間誰一人入院することが無くすごしてきました。
6)私の経験した難治の患者さんの効果を示します。
30歳代前半男性で4年前に発病、一年間ステロイドが減らせなくなり一年半前に来院しました。
一日便8回半分が下血でしたが、内視鏡的にはやや重い中等症でした(下図左)。
ステロイド継続のまま、白血球除去療法で10回で終了時には便が4回出血二回程度になりましたがステロイドは5mgでした。10回終了後の内視鏡像は潰瘍が減り、粘膜のむくみが減った状態です(下図中)。
そこでイムランを併用開始し、1ヵ月後にはステロイドを中止しました。以後1年間以上安定しています。一年半後の内視鏡では潰瘍やビランはありません:まさに潰瘍のない潰瘍性大腸炎に落ち着きました。自覚症状もなく、便が一回で内視鏡像も申し分ないので、本人と相談してイムランを中止しました(下図右)。そのときの患者さんのほっとした表情が印象的でした、やはり免疫調整剤に対する不安があることを感じましたが、僕を信じて免疫調整剤を一年間以上服用してくれたことにとても感謝しています。治療は医師と患者さんが一緒になってつくるものだと感じました。
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クローン病の治療にレミケードが使用されるようになってから世界で10年、日本でも5年が過ぎようとしています。
1)レミケードはクローン病の病態の中心であるTNFαを強力に抑制します
2)TNFαはもともと発熱が続いた実験動物で悪性腫瘍が縮小したことから発見された物質であり、TNFαには悪性腫瘍を抑制する効果があります。
3)したがって、レミケードを投与した場合にはクローン病の患者さんで悪性腫瘍の発生が増加するのではないかと心配されてきました。
実際にはわれわれの体の中で悪性腫瘍の元になる細胞は常に発生していますが、TNFαに限らず、さまざまな免疫系が悪性腫瘍の細胞を殺したり、あるいは細胞の中に、悪性腫瘍にならないように抑制するようにできています。
現在までのところ、クローン病に対してレミケードを投与して悪性腫瘍が増加するという明らかな証拠は無いようです。
最近、イギリス消化器病学会誌2006年228pにこれに関する報告が出ました。
対象:イタリアの11施設でこれまで悪性腫瘍にかかったことのないクローン病808人を(1999から2004まで)5年間追跡。
グループ1)レミケードを投与されたクローン病404人
グループ2)レミケードを投与されたことのないクローン病404人
結果:グループ1と2で年齢、クローン病と診断されてからの期間、病型、タバコ歴、手術歴に差なし。
グループ1)レミケードを投与された404人
悪性腫瘍:9人(胆管がん1、乳がん3、皮膚がん1、喉頭がん1、肛門癌2)
グループ2)レミケードを投与されたことのないクローン病404人
悪性腫瘍:7人(大腸がん3、皮膚がん1、乳がん1、脊髄がん1、悪性リンパ腫1) 結論:レミケードを投与されたクローン病の患者さんとレミケードを投与されたことのないクローン病の患者さんで悪性腫瘍の発生には、統計学的には差が無かった
DR.Tのコメント
イタリアは人口が6000万人でクローン病が少なくないものの、アメリカ、イギリスの大量のデータからすれば小粒です。この論文はイタリアでレミケードが認可されてからすぐにプランを練って11病院がネットワークを形成して5年間じっくり観察してえられたすばらしい論文です。発ガンの件数としては日本人の場合よりも多い感じがします。論文の対象となった患者さんの年齢層が高いためでしょう。
大まかな記憶ですが、社会保険中央病院では5年半で継続してみている患者約500人から胆管がん1、白血病1、痔瘻癌5、乳がん1だったと思います。いずれにせよクローン病以外に人生ではいろいろなことがおきますから、長い間に腸管以外にも癌が出てくるわけで注意が必要です。
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1)レミケードはクローン病の病態の中心であるTNFαを強力に抑制します
2)TNFαはもともと発熱が続いた実験動物で悪性腫瘍が縮小したことから発見された物質であり、TNFαには悪性腫瘍を抑制する効果があります。
3)したがって、レミケードを投与した場合にはクローン病の患者さんで悪性腫瘍の発生が増加するのではないかと心配されてきました。
実際にはわれわれの体の中で悪性腫瘍の元になる細胞は常に発生していますが、TNFαに限らず、さまざまな免疫系が悪性腫瘍の細胞を殺したり、あるいは細胞の中に、悪性腫瘍にならないように抑制するようにできています。
現在までのところ、クローン病に対してレミケードを投与して悪性腫瘍が増加するという明らかな証拠は無いようです。
最近、イギリス消化器病学会誌2006年228pにこれに関する報告が出ました。
対象:イタリアの11施設でこれまで悪性腫瘍にかかったことのないクローン病808人を(1999から2004まで)5年間追跡。
グループ1)レミケードを投与されたクローン病404人
グループ2)レミケードを投与されたことのないクローン病404人
結果:グループ1と2で年齢、クローン病と診断されてからの期間、病型、タバコ歴、手術歴に差なし。
グループ1)レミケードを投与された404人
悪性腫瘍:9人(胆管がん1、乳がん3、皮膚がん1、喉頭がん1、肛門癌2)
グループ2)レミケードを投与されたことのないクローン病404人
悪性腫瘍:7人(大腸がん3、皮膚がん1、乳がん1、脊髄がん1、悪性リンパ腫1) 結論:レミケードを投与されたクローン病の患者さんとレミケードを投与されたことのないクローン病の患者さんで悪性腫瘍の発生には、統計学的には差が無かった
DR.Tのコメント
イタリアは人口が6000万人でクローン病が少なくないものの、アメリカ、イギリスの大量のデータからすれば小粒です。この論文はイタリアでレミケードが認可されてからすぐにプランを練って11病院がネットワークを形成して5年間じっくり観察してえられたすばらしい論文です。発ガンの件数としては日本人の場合よりも多い感じがします。論文の対象となった患者さんの年齢層が高いためでしょう。
大まかな記憶ですが、社会保険中央病院では5年半で継続してみている患者約500人から胆管がん1、白血病1、痔瘻癌5、乳がん1だったと思います。いずれにせよクローン病以外に人生ではいろいろなことがおきますから、長い間に腸管以外にも癌が出てくるわけで注意が必要です。
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質問から
1)潰瘍性大腸炎の手術が無事に終わり、とても元気に過ごしています。
実は術後の病理検査でクローン病の疑いが出てきたというのです。
2)内科では小腸造影とカメラ検査の予定ですが、今の段階では「潰瘍性大腸炎」と考えていて良いが経過も見ていかないと診断は非常に難しいようです。
3)これまで10年間、潰瘍性大腸炎として治療を受けてきて
今更クローン病疑いと言われてかなりのショックを受けています。。
今更この診断が覆ることってあるのでしょうか。
4)痔ろうは術前の処置で今は完治しています。
小腸造影は2年前にやったときは特に異常は見られていません。
答え:コメント
1)実は私も何例か潰瘍性大腸炎で手術して、数年後にクローン病が疑われ、、という患者さんを経験しています。たくさんの症例を持っている施設ではどこでも少数例ですがありますし、専門医の集まるカンファレンスではよく討論する症例として掲示されますが、その場で潰瘍性大腸炎かクローン病か結論が出ないこともあります。
2)そもそも潰瘍性大腸炎とかクローン病というのは原因不明の炎症性腸疾患を大まかに分類してできた病名で、その中間型の患者さんもいます。
3)すなわち潰瘍性大腸炎とかクローン病の診断では、結核とか癌とかのように決定的な証拠となる診断が根拠となるものが無く、総合的に決めてゆくわけです。内視鏡や病理で99%まではいえますが100%にはいたりません
4)現在病状が安定し、小腸造影で異常が無ければ、あまり心配せずに、慎重に経過を見るのがいいでしょう。クローン病になったとしても現在は治療が進歩していますので。、、、
以上、参考になれば幸いです、お大事に。
病気の心配は医師に任せておきましょう。
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1)潰瘍性大腸炎の手術が無事に終わり、とても元気に過ごしています。
実は術後の病理検査でクローン病の疑いが出てきたというのです。
2)内科では小腸造影とカメラ検査の予定ですが、今の段階では「潰瘍性大腸炎」と考えていて良いが経過も見ていかないと診断は非常に難しいようです。
3)これまで10年間、潰瘍性大腸炎として治療を受けてきて
今更クローン病疑いと言われてかなりのショックを受けています。。
今更この診断が覆ることってあるのでしょうか。
4)痔ろうは術前の処置で今は完治しています。
小腸造影は2年前にやったときは特に異常は見られていません。
答え:コメント
1)実は私も何例か潰瘍性大腸炎で手術して、数年後にクローン病が疑われ、、という患者さんを経験しています。たくさんの症例を持っている施設ではどこでも少数例ですがありますし、専門医の集まるカンファレンスではよく討論する症例として掲示されますが、その場で潰瘍性大腸炎かクローン病か結論が出ないこともあります。
2)そもそも潰瘍性大腸炎とかクローン病というのは原因不明の炎症性腸疾患を大まかに分類してできた病名で、その中間型の患者さんもいます。
3)すなわち潰瘍性大腸炎とかクローン病の診断では、結核とか癌とかのように決定的な証拠となる診断が根拠となるものが無く、総合的に決めてゆくわけです。内視鏡や病理で99%まではいえますが100%にはいたりません
4)現在病状が安定し、小腸造影で異常が無ければ、あまり心配せずに、慎重に経過を見るのがいいでしょう。クローン病になったとしても現在は治療が進歩していますので。、、、
以上、参考になれば幸いです、お大事に。
病気の心配は医師に任せておきましょう。
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質問
1)潰瘍性大腸炎にて大腸全摘数年経過、回腸嚢炎発症し、現在痔ろう膣ろう漏便痛みあり苦しい日々です。
2)主治医は消化器科の医師で、手術には反対、永久ストマになるといわれ、今後免疫抑制剤や白血球除去による治療を予定していますが、回腸嚢炎のサルベージオペで有名な病院にメールで問い合わせたところ、そのような内科的治療では治療は難しいのでは、と言われました。
3)自分でもオペを考えているのですが、主治医がまだ早いと賛成してくれず、それを振り切ってオペをしてほしい病院へ受診するということは、もう今の主治医には診てもらえなくなりそうです。人生のほぼ半分を潰瘍性大腸炎の症状と過ごしていて、もう少し、痛くなく生活したいです。どちらを選択するのがよいと思われますか?
答え
難しい質問ですが
1)要約すると、潰瘍性大腸炎の手術後に難治性回腸嚢炎があり、痔瘻と膣瘻が合併して、日常生活がつらいが、内科系の主治医は内科治療のみを優先し、ご本人は、永久ストーマも考えている。
2)私個人の意見ですが、診てないので責任のない意見ですが、症状がひどいことを考えると、一時的にせよストーマがいいかもしれないと思います。
3)このような難治で答えの決まらない場合は積極的にセカンドオピニオンを求めるべきでしょう。癌でも潰瘍性大腸炎でもリューマチでも同じこと、あなたの人生ですから、気にしないでいろいろな意見を聞きたいと主治医に言ってください。それで反対することはあっても、以後の診療を拒絶することは無いと思います。
「自分の病気で自分の体のことなので、何人かほかの先生の意見を聞きたい」と勇気を出して言ってください。
以上簡単ですが、お大事に。
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1)潰瘍性大腸炎にて大腸全摘数年経過、回腸嚢炎発症し、現在痔ろう膣ろう漏便痛みあり苦しい日々です。
2)主治医は消化器科の医師で、手術には反対、永久ストマになるといわれ、今後免疫抑制剤や白血球除去による治療を予定していますが、回腸嚢炎のサルベージオペで有名な病院にメールで問い合わせたところ、そのような内科的治療では治療は難しいのでは、と言われました。
3)自分でもオペを考えているのですが、主治医がまだ早いと賛成してくれず、それを振り切ってオペをしてほしい病院へ受診するということは、もう今の主治医には診てもらえなくなりそうです。人生のほぼ半分を潰瘍性大腸炎の症状と過ごしていて、もう少し、痛くなく生活したいです。どちらを選択するのがよいと思われますか?
答え
難しい質問ですが
1)要約すると、潰瘍性大腸炎の手術後に難治性回腸嚢炎があり、痔瘻と膣瘻が合併して、日常生活がつらいが、内科系の主治医は内科治療のみを優先し、ご本人は、永久ストーマも考えている。
2)私個人の意見ですが、診てないので責任のない意見ですが、症状がひどいことを考えると、一時的にせよストーマがいいかもしれないと思います。
3)このような難治で答えの決まらない場合は積極的にセカンドオピニオンを求めるべきでしょう。癌でも潰瘍性大腸炎でもリューマチでも同じこと、あなたの人生ですから、気にしないでいろいろな意見を聞きたいと主治医に言ってください。それで反対することはあっても、以後の診療を拒絶することは無いと思います。
「自分の病気で自分の体のことなので、何人かほかの先生の意見を聞きたい」と勇気を出して言ってください。
以上簡単ですが、お大事に。
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質問から
ろうこうで穴の空いた腸はすぐに手術しないといけませんか?内視鏡中の事故で破けた時と比べて緊急性は低いみたいですが?違いはありますか? 穴から消化物が漏れ腹膜炎になったりしないでしょうか?宜しくおねがいします。
答え
1)消化管に穴が開くことを瘻孔または穿孔といいます。
A)瘻孔は
a)内瘻:例:小腸から大腸、小腸から胃、小腸から膀胱などへ穴ができる場合
b)外ろう:例:小腸から皮膚に、小腸から膣になどへ穴ができる場合に
分かれます。
クローン病の瘻孔の場合、内瘻、外ろうとも、ゆっくり穴が開くので回りの組織が周りを覆い、消化液が消化管の外に漏れないことが多いので、緊急手術になることは少ないです。
また瘻孔ではもれる量(例:小腸から大腸、小腸から膣などへ)が少なければ手術は必要ありません。
B)穿孔といって急に穴が開いて消化管の外側にもれた場合は腹膜炎になりますので、緊急手術になります。
以上参考になれば幸いです。お大事に。
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ろうこうで穴の空いた腸はすぐに手術しないといけませんか?内視鏡中の事故で破けた時と比べて緊急性は低いみたいですが?違いはありますか? 穴から消化物が漏れ腹膜炎になったりしないでしょうか?宜しくおねがいします。
答え
1)消化管に穴が開くことを瘻孔または穿孔といいます。
A)瘻孔は
a)内瘻:例:小腸から大腸、小腸から胃、小腸から膀胱などへ穴ができる場合
b)外ろう:例:小腸から皮膚に、小腸から膣になどへ穴ができる場合に
分かれます。
クローン病の瘻孔の場合、内瘻、外ろうとも、ゆっくり穴が開くので回りの組織が周りを覆い、消化液が消化管の外に漏れないことが多いので、緊急手術になることは少ないです。
また瘻孔ではもれる量(例:小腸から大腸、小腸から膣などへ)が少なければ手術は必要ありません。
B)穿孔といって急に穴が開いて消化管の外側にもれた場合は腹膜炎になりますので、緊急手術になります。
以上参考になれば幸いです。お大事に。
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白血球除去療法(GCAP、LCAP)が潰瘍性大腸炎(UC)に認可されてから7年になります。
1)学会や全国的な調査から効果は、中等症から重症の潰瘍性大腸炎に対して有効率70%位です。
2)特に初発してすぐの患者さんにはよく効くようです。
3)現在のクリニックでは、潰瘍性大腸炎(UC)が悪化したら早めの治療で白血球除去療法(GCAP、LCAP)をうまく使いながら、この2年間誰一人入院することが無くすごしてきました。
4)私の経験した初発の患者さんの効果を示します。
20歳代前半男性で春に発病、一日便8回半分が下血でしたが、内視鏡的には中等症でした(下図左)。
中等量のステロイドとともに白血球除去療法で治療したところ、2回目から効果が現れ、5-6回目で出血が無くなり、10回で終了時には便が2回になりました。
それ以来、ペンタサだけですが、半年間以上安定しています。秋に大学の仲間と中近東に旅行しましたがエスニックフードも問題なかったようです。患者さんは就職も決まってプライベートに、学校にエンジョイしています。
帰国後の6ヵ月後の内視鏡では、潰瘍やビランはありません:まさに潰瘍のない潰瘍性大腸炎に落ち着きました(下図右)。。
クリックすると写真が拡大します。

質問から
白血球除去は、ステロイド多め投与で有効でない場合や減量すると悪化してしまう場合の手段というわけではないのでしょうか?初期の治療でもちいることも可能なのですか?
答え
原則的には白血球除去は中等量以上のステロイドで難治の場合です。このあたりは文章で言うのはむずかしいです。要するに患者さんの状態、内視鏡の画像、病気の悪化のスピード、炎症のデータなど交えた主治医の病態に対する総合的なイメージの部分です。
たとえば強力なバッター(病気)を打ち取るためのピッチャーの投球の組み立てのようなもので、そこが経験が重要な部分です。ゴジラ松井を討ち取るのにどうするか、いくつか法則はありますが、どのように使い分けるかは投手によって異なります。このあたりは医師によって異なります。なにとぞご了解ください。
お願い:質問の方、同じような症状の方はコメントに賛同されたら拍手をクリックしてください。よろしくお願いします
1)学会や全国的な調査から効果は、中等症から重症の潰瘍性大腸炎に対して有効率70%位です。
2)特に初発してすぐの患者さんにはよく効くようです。
3)現在のクリニックでは、潰瘍性大腸炎(UC)が悪化したら早めの治療で白血球除去療法(GCAP、LCAP)をうまく使いながら、この2年間誰一人入院することが無くすごしてきました。
4)私の経験した初発の患者さんの効果を示します。
20歳代前半男性で春に発病、一日便8回半分が下血でしたが、内視鏡的には中等症でした(下図左)。
中等量のステロイドとともに白血球除去療法で治療したところ、2回目から効果が現れ、5-6回目で出血が無くなり、10回で終了時には便が2回になりました。
それ以来、ペンタサだけですが、半年間以上安定しています。秋に大学の仲間と中近東に旅行しましたがエスニックフードも問題なかったようです。患者さんは就職も決まってプライベートに、学校にエンジョイしています。
帰国後の6ヵ月後の内視鏡では、潰瘍やビランはありません:まさに潰瘍のない潰瘍性大腸炎に落ち着きました(下図右)。。
クリックすると写真が拡大します。

質問から
白血球除去は、ステロイド多め投与で有効でない場合や減量すると悪化してしまう場合の手段というわけではないのでしょうか?初期の治療でもちいることも可能なのですか?
答え
原則的には白血球除去は中等量以上のステロイドで難治の場合です。このあたりは文章で言うのはむずかしいです。要するに患者さんの状態、内視鏡の画像、病気の悪化のスピード、炎症のデータなど交えた主治医の病態に対する総合的なイメージの部分です。
たとえば強力なバッター(病気)を打ち取るためのピッチャーの投球の組み立てのようなもので、そこが経験が重要な部分です。ゴジラ松井を討ち取るのにどうするか、いくつか法則はありますが、どのように使い分けるかは投手によって異なります。このあたりは医師によって異なります。なにとぞご了解ください。
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質問からじーじさんお待たせしました
1)クローン歴10年以上で、最近痔瘻の悪化が著しく、小腸末端部位に狭窄と膀胱癒着があります。
2)狭窄があると使用しないドクターと使用するドクターに別れますがどうお考えですか?
3)またプレドニン十年以上呑んでいるので止めるためにもレミケードに挑戦したいのです。
答え
1)クローン病痔瘻と病変による小腸の狭窄で膀胱癒着、レミケードを使用するべきか?:よくある病態ですが、簡単に答えられないのが、クローン病のむずかしいところです。
2)すでに10年以上プレドニンをやめていない状態なのですが、プレドニンにクローン病の病変の進行を止める力は無いので、レミケードかイムラン・ロイケリンを使用してやめるべきでしょう。
3)膀胱癒着はもしかすると膀胱と小腸との間に小さな瘻孔や膿瘍があるのかもしれません。
以上から
結論:CTやエコーで小腸病変と周囲の(膀胱、直腸)の状態を把握し、小腸下部だけでも小腸造影を行い、A)瘻孔が無く、B)小腸の病変が内径1cm以上、長さがほどほど(5cm以下)であれば、まずレミケードは使用して大丈夫でしょう。
それ以外であれば、実際にケースバイケースですので、写真を見なければ判断に窮します。
以上簡単ですが、参考になれば幸いです。
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1)クローン歴10年以上で、最近痔瘻の悪化が著しく、小腸末端部位に狭窄と膀胱癒着があります。
2)狭窄があると使用しないドクターと使用するドクターに別れますがどうお考えですか?
3)またプレドニン十年以上呑んでいるので止めるためにもレミケードに挑戦したいのです。
答え
1)クローン病痔瘻と病変による小腸の狭窄で膀胱癒着、レミケードを使用するべきか?:よくある病態ですが、簡単に答えられないのが、クローン病のむずかしいところです。
2)すでに10年以上プレドニンをやめていない状態なのですが、プレドニンにクローン病の病変の進行を止める力は無いので、レミケードかイムラン・ロイケリンを使用してやめるべきでしょう。
3)膀胱癒着はもしかすると膀胱と小腸との間に小さな瘻孔や膿瘍があるのかもしれません。
以上から
結論:CTやエコーで小腸病変と周囲の(膀胱、直腸)の状態を把握し、小腸下部だけでも小腸造影を行い、A)瘻孔が無く、B)小腸の病変が内径1cm以上、長さがほどほど(5cm以下)であれば、まずレミケードは使用して大丈夫でしょう。
それ以外であれば、実際にケースバイケースですので、写真を見なければ判断に窮します。
以上簡単ですが、参考になれば幸いです。
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質問からセブンさんお待たせしました
1)若い頃、潰瘍性大腸炎になり3ヶ月の入院、その後4年ほどの通院をしたあとはまったく病院にかかっていませんでした。
2)先月から血便でてペンタサを1日9錠、26日に大腸検査を行いました。
3)その後入院しました、絶食点滴で炎症が落ち着くとのことでしたが、1週間たっても以前高熱がおさまりません。その間白血球の値が少しよくなったのですが、炎症の値は改善されていないため、抗生剤を一度変えたのですが、それも効いてないようです。
4)2日前にツベルクリンをうち、高熱以外では点滴治療薬の条件は満たしているとのことです。高熱の原因がはっきり分かるまではその治療ができない、ステロイドの治療も主治医は考えているようです。
5)1週間の入院で改善されているのが感じられないのか、主人も私も精神的にも参っています。 熱の原因、そして今後の治療について先生のご意見をうかがえませんでしょうか?
答え
1)おそらく、主治医の先生は潰瘍性大腸炎でレミケードを使用したいのでしょうと考えられます。。レミケード使用前にはツベルクリン反応が必要ですから。
2)残念ながら、国内で潰瘍性大腸炎にはレミケードは適応がありませんが、治験中です。アメリカでは使用することが可能ですが。
3)私見ながら、潰瘍性大腸炎であれば中心静脈栄養、ステロイドで管理し、日本で使用できる白血球除去、あるいは日本のガイドラインで使用を進められているサイクロスポリンを使用すべきでしょう。なぜそのような薬(点滴治療薬)を使用するのか。理由を聞いてください。
くれぐれもお大事に。
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1)若い頃、潰瘍性大腸炎になり3ヶ月の入院、その後4年ほどの通院をしたあとはまったく病院にかかっていませんでした。
2)先月から血便でてペンタサを1日9錠、26日に大腸検査を行いました。
3)その後入院しました、絶食点滴で炎症が落ち着くとのことでしたが、1週間たっても以前高熱がおさまりません。その間白血球の値が少しよくなったのですが、炎症の値は改善されていないため、抗生剤を一度変えたのですが、それも効いてないようです。
4)2日前にツベルクリンをうち、高熱以外では点滴治療薬の条件は満たしているとのことです。高熱の原因がはっきり分かるまではその治療ができない、ステロイドの治療も主治医は考えているようです。
5)1週間の入院で改善されているのが感じられないのか、主人も私も精神的にも参っています。 熱の原因、そして今後の治療について先生のご意見をうかがえませんでしょうか?
答え
1)おそらく、主治医の先生は潰瘍性大腸炎でレミケードを使用したいのでしょうと考えられます。。レミケード使用前にはツベルクリン反応が必要ですから。
2)残念ながら、国内で潰瘍性大腸炎にはレミケードは適応がありませんが、治験中です。アメリカでは使用することが可能ですが。
3)私見ながら、潰瘍性大腸炎であれば中心静脈栄養、ステロイドで管理し、日本で使用できる白血球除去、あるいは日本のガイドラインで使用を進められているサイクロスポリンを使用すべきでしょう。なぜそのような薬(点滴治療薬)を使用するのか。理由を聞いてください。
くれぐれもお大事に。
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質問から
今まではどんな薬を使用しても小腸の潰瘍は斑痕化こそしても普通に生活をすれば再燃してしまうサイクルの繰り返しです。徐々に狭窄していくのが実感できます。
T先生がレミケード以外で注目している治療薬で今年か近いうちに実用化できるものはありませんか?根治までは望みませんがなるべく効果の高いものをお願いいたします。
答え
レミケードはクローン病の治療に画期的な効果をもたらしましたが、一方でマウス部分が25%あり、抗レミケード抗体、投与時にアレルギ-反応を起すことなどの問題があります。
これを解決するために抗TNFα抗体でマウス部分の少ないものが開発されてきました。
CDP571、CDP870、onercept,Adalimumabこの中でAdalimumabが有効性が高く、Humiraという商品名でアメリカでは使用されており、日本でも治験が進んでいます。
開発中の新薬カテゴリで12月17日の記事をご覧ください。
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今まではどんな薬を使用しても小腸の潰瘍は斑痕化こそしても普通に生活をすれば再燃してしまうサイクルの繰り返しです。徐々に狭窄していくのが実感できます。
T先生がレミケード以外で注目している治療薬で今年か近いうちに実用化できるものはありませんか?根治までは望みませんがなるべく効果の高いものをお願いいたします。
答え
レミケードはクローン病の治療に画期的な効果をもたらしましたが、一方でマウス部分が25%あり、抗レミケード抗体、投与時にアレルギ-反応を起すことなどの問題があります。
これを解決するために抗TNFα抗体でマウス部分の少ないものが開発されてきました。
CDP571、CDP870、onercept,Adalimumabこの中でAdalimumabが有効性が高く、Humiraという商品名でアメリカでは使用されており、日本でも治験が進んでいます。
開発中の新薬カテゴリで12月17日の記事をご覧ください。
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質問から
1)痔ろうがものすごく悪く内視鏡検査の結果小指が入るくらいのロウコウが3つあるとのことでした。
2)シートンも何本か刺さっておりレミケードも8週おきにやってますがレミケードをやった時は痔ろうは少し改善するのですがまた1ヶ月くらいで戻ってしまって膿が大量にでてレミケードの繰り返しです。 座ることもかなりきつく生活がかなり苦しいです。
現在飲んでる薬はエレンタールとペンタサとロキソニンだけです。
改善の余地はないものしょうか?
答え
確かに痔瘻が難治でレミケードがあまりきかない場合があり大変重要な問題です。
その場合の治療方法を列挙しますと
1)シートンの入れ替えが重要:シートンの場所が的確でなく、十分な膿のドレナーシ(ぞ戸に出すこと)゙ができていない可能性があります
2)中心静脈栄養や免疫調整剤の併用:レミケードが出る前は、中心静脈栄養や免疫調整剤の併用で2-3ヶ月粘って治療したことも多いですが、それでよくなっていました。
3)一時的人工肛門:大変ないやな選択ですが、肛門病変がひどい場合は、仕事や学業に支障があるのでやむを得ません。人工肛門にしてすっきりした方も少なくないです。
まずは、入院して中心静脈栄養で便を遮断し、抗生剤で治療した後に、再度肛門手術で切開して膿を出してとシートンの入れ替えを行い、その後でまたレミケ-ドの維持投与を行えばいいのではないでしょうか。この場合肛門外科として十分な経験のある先生がいいでしょう。
それでだめなら、一時的人工肛門が重要かも知れません。
以上簡単ですが、参考になれば幸いです。くれぐれもお大事にしてください。
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1)痔ろうがものすごく悪く内視鏡検査の結果小指が入るくらいのロウコウが3つあるとのことでした。
2)シートンも何本か刺さっておりレミケードも8週おきにやってますがレミケードをやった時は痔ろうは少し改善するのですがまた1ヶ月くらいで戻ってしまって膿が大量にでてレミケードの繰り返しです。 座ることもかなりきつく生活がかなり苦しいです。
現在飲んでる薬はエレンタールとペンタサとロキソニンだけです。
改善の余地はないものしょうか?
答え
確かに痔瘻が難治でレミケードがあまりきかない場合があり大変重要な問題です。
その場合の治療方法を列挙しますと
1)シートンの入れ替えが重要:シートンの場所が的確でなく、十分な膿のドレナーシ(ぞ戸に出すこと)゙ができていない可能性があります
2)中心静脈栄養や免疫調整剤の併用:レミケードが出る前は、中心静脈栄養や免疫調整剤の併用で2-3ヶ月粘って治療したことも多いですが、それでよくなっていました。
3)一時的人工肛門:大変ないやな選択ですが、肛門病変がひどい場合は、仕事や学業に支障があるのでやむを得ません。人工肛門にしてすっきりした方も少なくないです。
まずは、入院して中心静脈栄養で便を遮断し、抗生剤で治療した後に、再度肛門手術で切開して膿を出してとシートンの入れ替えを行い、その後でまたレミケ-ドの維持投与を行えばいいのではないでしょうか。この場合肛門外科として十分な経験のある先生がいいでしょう。
それでだめなら、一時的人工肛門が重要かも知れません。
以上簡単ですが、参考になれば幸いです。くれぐれもお大事にしてください。
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質問から
1)2-3年前から、下痢、最近になって悪化、去年末頃CFを受け医師より、たぶんクローン病だと言われました。
2)生検をとり年末年始をはさむので結果は1月11日に外来で…と言われ、止痢剤と整腸剤をだされたんですが、下痢もとまらず39度位の発熱もあり(今は治まりました)、1日にトイレに何回も行き、夜中もあまり眠れません。
3)確定診断はなくとも、11日まで待たず病院へ行ったほうがいいでしょうか? 治療は出来るでしょうか?
答え
生検組織の結果が出るまで待たせるところは多いですね、経験のある医師なら生検待たなくてもクローン病や潰瘍性大腸炎の診断は下せますので治療をはじめると思います。
1)クローン病の診断は内視鏡で十分だと思いますが、少しばかり細菌性やウイルス性のの可能性があります。
2)「おそらくクローン病といえる」なら生検結果を待たなくても治療は可能です。少しばかり細菌性やウイルス性のの可能性がありますのでそれらが悪化しないよう、ステロイドはやめて、ペンタサや点滴(下痢による脱水を補う)、抗生剤を始めてもいいのではないでしょうか。それらでやや落ち着くと思います。
以上簡単ですが、お大事に。
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1)2-3年前から、下痢、最近になって悪化、去年末頃CFを受け医師より、たぶんクローン病だと言われました。
2)生検をとり年末年始をはさむので結果は1月11日に外来で…と言われ、止痢剤と整腸剤をだされたんですが、下痢もとまらず39度位の発熱もあり(今は治まりました)、1日にトイレに何回も行き、夜中もあまり眠れません。
3)確定診断はなくとも、11日まで待たず病院へ行ったほうがいいでしょうか? 治療は出来るでしょうか?
答え
生検組織の結果が出るまで待たせるところは多いですね、経験のある医師なら生検待たなくてもクローン病や潰瘍性大腸炎の診断は下せますので治療をはじめると思います。
1)クローン病の診断は内視鏡で十分だと思いますが、少しばかり細菌性やウイルス性のの可能性があります。
2)「おそらくクローン病といえる」なら生検結果を待たなくても治療は可能です。少しばかり細菌性やウイルス性のの可能性がありますのでそれらが悪化しないよう、ステロイドはやめて、ペンタサや点滴(下痢による脱水を補う)、抗生剤を始めてもいいのではないでしょうか。それらでやや落ち着くと思います。
以上簡単ですが、お大事に。
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コメントから
雑誌に載っていた爪揉みはいいですか?
回答
爪もみとは「自律神経制御免疫療法」かと思われます。安保先生の理論の本を何冊か読みましたが、白血球中のリンパ球と顆粒球の比率の部分以外はあまりにもすべての病気を画一的に解釈しようとしていて基礎の先生らしいと感じました。
基礎医学ではヒトの免疫現象は理論的に統一するように研究されていますが、患者さん各個人でおきている免疫学的な病態は統一性が無く、さまざまです。たとえば炎症性疾患にはリューマチから潰瘍性大腸炎、アトピーまでいろいろあり、おのおのの病気にはさまざまな特徴があります。すなわちリューマチは関節の病気ですが、肺の炎症を伴うことがおおいです。一方潰瘍性大腸炎やクローン病は腸の病気で、関節炎はよくありますが、肺の病変を持つ方は大変まれです。またアトピー性皮膚炎は皮膚の炎症ですが、胃腸の病変や関節の病変をきたすのは大変まれです。このように患者さん各個人でおきている免疫学的な病態は実にさまざまです。
結論から申しますと、いわゆる爪もみ療法で治った方がいらっしゃるようですが、多くの患者さんで確認された結果が公表されていませんので、現状では自分でできる一つの治療として試すのがいいのではないかと思います。
薬や治療法の評価方法は、大変厳しいものがあり、最低100例以上の患者さんをグループ分けして比較するわけです。その際にプラシーボ効果(医師や患者さんが効くと信じてしまい有効になる効果)を除外するために、二重盲検(医師も患者さんも薬が実薬か偽薬かわからない)の形にします。
このような過程をへたさまざまな治療に比べると残念ながら、爪もみ療法はいまだの感があります。
以上参考になれば、幸いです。
お願い:質問の方、同じような症状の方はコメントに賛同されたら拍手をクリックしてください。よろしくお願いします
雑誌に載っていた爪揉みはいいですか?
回答
爪もみとは「自律神経制御免疫療法」かと思われます。安保先生の理論の本を何冊か読みましたが、白血球中のリンパ球と顆粒球の比率の部分以外はあまりにもすべての病気を画一的に解釈しようとしていて基礎の先生らしいと感じました。
基礎医学ではヒトの免疫現象は理論的に統一するように研究されていますが、患者さん各個人でおきている免疫学的な病態は統一性が無く、さまざまです。たとえば炎症性疾患にはリューマチから潰瘍性大腸炎、アトピーまでいろいろあり、おのおのの病気にはさまざまな特徴があります。すなわちリューマチは関節の病気ですが、肺の炎症を伴うことがおおいです。一方潰瘍性大腸炎やクローン病は腸の病気で、関節炎はよくありますが、肺の病変を持つ方は大変まれです。またアトピー性皮膚炎は皮膚の炎症ですが、胃腸の病変や関節の病変をきたすのは大変まれです。このように患者さん各個人でおきている免疫学的な病態は実にさまざまです。
結論から申しますと、いわゆる爪もみ療法で治った方がいらっしゃるようですが、多くの患者さんで確認された結果が公表されていませんので、現状では自分でできる一つの治療として試すのがいいのではないかと思います。
薬や治療法の評価方法は、大変厳しいものがあり、最低100例以上の患者さんをグループ分けして比較するわけです。その際にプラシーボ効果(医師や患者さんが効くと信じてしまい有効になる効果)を除外するために、二重盲検(医師も患者さんも薬が実薬か偽薬かわからない)の形にします。
このような過程をへたさまざまな治療に比べると残念ながら、爪もみ療法はいまだの感があります。
以上参考になれば、幸いです。
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LET IE BE
When I find myself in times of trouble
Mother Mary comes to me
Speaking words of wisdom
Let it be
And in my hour of darkness
She is standing right in front of me
Speaking words of wisdom
Let it be
Let it be, let it be
Let it be, let it be
Whisper words of wisdom
Let it be
And when the broken hearted people
Living in the world agree
There will be an answer
Let it be
For though they may be parted
There is still a chance that they will see
There will be an answer
Let it be
Let it be, let it be
Let it be, let it be
Yeah, there will be an answer
Let it be
And when the night is cloudy
There is still a light that shines on me
Shine until tomorrow lei it be
I wake up to the sound of music
Mother Mary comes to me
Speaking words of wisdom, let it be
Let it be, let it be
Let it be, let it be
Yeah, there will be an answer
Let it be
Let it be, let it be
Let it be, let it be
Whisper words of wisdom
Let it be
よく知られている歌ですが、詩で読むとなかなか味わい深いですね。
let it be ではなかなかすまない人生ですが、人生にはWISDOMが必要です。
このブログも2年がたち記事が300本超えました。
本年もよろしくお願いします。
When I find myself in times of trouble
Mother Mary comes to me
Speaking words of wisdom
Let it be
And in my hour of darkness
She is standing right in front of me
Speaking words of wisdom
Let it be
Let it be, let it be
Let it be, let it be
Whisper words of wisdom
Let it be
And when the broken hearted people
Living in the world agree
There will be an answer
Let it be
For though they may be parted
There is still a chance that they will see
There will be an answer
Let it be
Let it be, let it be
Let it be, let it be
Yeah, there will be an answer
Let it be
And when the night is cloudy
There is still a light that shines on me
Shine until tomorrow lei it be
I wake up to the sound of music
Mother Mary comes to me
Speaking words of wisdom, let it be
Let it be, let it be
Let it be, let it be
Yeah, there will be an answer
Let it be
Let it be, let it be
Let it be, let it be
Whisper words of wisdom
Let it be
よく知られている歌ですが、詩で読むとなかなか味わい深いですね。
let it be ではなかなかすまない人生ですが、人生にはWISDOMが必要です。
このブログも2年がたち記事が300本超えました。
本年もよろしくお願いします。














