ドクターTORAの今日も快腸

大腸の病気(大腸ガン・ポリープ、過敏性大腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病など)が増加しています。ひとりでも多くの方が快腸になっていただくための最新情報を提供してゆきます。

質問から
1)エレンタールによる栄養療法を5年前から続けてきましたが、栄養療法のみの時は一進一退を繰り返し、良い状態を維持できませんでした。
2)平成19年1月に吻合部の悪化によりレミケード治療を開始し、8週ごとの継続投与により病気であることを忘れるくらいの良い状態が続いていました。
3)ところが、先月のレミケード投与を行った後から、右下腹部の腹痛が再び始まりました。
 レミケードの効果が無くなったのでしょうか?抗体が出来てしまうと、今後投与しても効果は期待できないのでしょうか?
なお、イムランは副作用で使用できず、メソレートを飲用しています

答え
 10ヶ月間いい状態が続いていて、突然の腹痛、またかという不安で心配かと存じます。主治医にとっても大変いやなものです。
 可能性として

1)癒着によるもの
2)レミケードが効かないような瘻孔、膿瘍の出現
3)抗レミケード抗体の出現によるレミケードそのものの効果減弱
などが考えられます。
すでにメソレートとレミケードの8週ごとの継続投与がされているので3)の可能性は過去の論文からは10%以下と少ないと思われます。

以上簡単ですが、くれぐれもお大事に。