ドクターTORAの今日も快腸

大腸の病気(大腸ガン・ポリープ、過敏性大腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病など)が増加しています。ひとりでも多くの方が快腸になっていただくための最新情報を提供してゆきます。

TNFαがクローン病の病態の源流に近いことがわかり、レミケードが日本で使用できるようになって5年たちます。
 レミケードはクローン病の治療に画期的な効果をもたらしましたが、一方で
1)マウス部分が25%あり抗レミケード抗体ができやすいこと
2)抗レミケード抗体ができた場合、
投与後の有効な期間が本来の8週から1-2週に減ること
投与時にアレルギ-反応を起すこと
などの問題があります。

 これを解決するために抗TNFα抗体でマウス部分の少ないものが開発されてきました。
CDP571、CDP870、Onercept,Adalimumabなどがあります。
A)CDP571(ヒト由来部分が95%)抗TNFα抗体の効果
長期間の寛解維持効果:ステロイド中止できるかで判定
結果:8週間ずつ投与し36週目でステロイド中止できたのはCDP571:29%(53人/181人)に対して偽薬:36%(33人/90人)であり、CDP571は寛解維持効果なし。残念ながらレミケードのような寛解(良い状態)を保つ効果は無いようです。

以下次回に続きます