ドクターTORAの今日も快腸

大腸の病気(大腸ガン・ポリープ、過敏性大腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病など)が増加しています。ひとりでも多くの方が快腸になっていただくための最新情報を提供してゆきます。

今週の診療から
 クローン病で手術後一年目の患者さんの内視鏡を行った:クローン病は切除して主に吻合部から再発する性質がある。
 この患者さんは、10年来のクローン病で、S状結腸と回腸盲腸部に狭窄がある。
 1年前にバルーン拡張術を希望して来院されたが、そのときは病変部があまりに狭く、拡張が困難で手術をお勧めした。
 手術後の治療はペンタサ12T(3000mg)とエレンタール2p(160g)であり、CRPが正常からわずかに上昇しており心配で来院された。

外来で、大腸ファイバーを行ったところ、
1)S状結腸の病変部は切除されており、吻合部はまったく正常であった
2)上行結腸回腸吻合部には小さな2-3mmの潰瘍が3個ほどあったが、狭窄や縦走潰瘍は無かった。

 以上から患者さんには、これくらいの小さい潰瘍なら心配いらないこと、現時点で免疫調整剤や、レミケードの必要性は無いことを説明した。
 さらに自分の経験から
A)手術後2−3年後に再発する可能性があるため、内視鏡でチェックさせてほしいこと
B)内視鏡的に潰瘍がひどくなってきた場合、早めにレミケードを含めた治療をおこない、病気を積極的にコントロールすることを説明した。
 患者さんは、再発がほとんど無いことで大変自信を持たれており、明日から仕事にプライベートに楽しく生活されることが想像され、私も大変うれしかった。
気分は”Sometimes I'm Happy!” (Jazzの名曲の名前です)