ドクターTORAの今日も快腸

大腸の病気(大腸ガン・ポリープ、過敏性大腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病など)が増加しています。ひとりでも多くの方が快腸になっていただくための最新情報を提供してゆきます。

質問から 
 クローン病の40代男性です。回腸吻合部狭窄で小腸形成術の手術をしました。
今後の治療方針と、検査はいつごろ、またどんな方法(大腸ファーバーetc)で行えばよいでしょうか?
主治医は治療はペンタサ+エレン(900kcal)で残の1000kcalは軟飯・軟菜で様子をみるとのこと。

答え
1)クローン病は手術後の再発がほぼ100%ですので、そこが悩ましいところです。
2)日本でのデータから ペンタサとエレンタール中心治療では、狭窄型の場合5年で30-40%、10年で50%以上が再手術ですので大変です。
3)しかし現在はさらに治療が進んで免疫調整剤やレミケードを使用できますから、これらも用いた総合的な治療を行えば再度の手術をしなくてすむようになるでしょう。
4)一方で手術後まったく安定する患者さんも少ないながらいますので、手術した全例に免疫調整剤やレミケードを使用するわけには行かないでしょう。
5)したがって、手術後に症状が出現する前:たとえば手術後6ヶ月から1年で再度大腸ファイバーなどの検査してはいかがでしょうか。
以上簡単ですが、お大事に。