ドクターTORAの今日も快腸

大腸の病気(大腸ガン・ポリープ、過敏性大腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病など)が増加しています。ひとりでも多くの方が快腸になっていただくための最新情報を提供してゆきます。

質問から
 レミケードで免疫が押さえられるのは内科と心配です。
答え
 レミケードはTNFαだけを阻害するので、免疫力全体を抑制する作用はステロイドに比べて経度です。
なぜなら免疫力は
1)TNFαやサイトカイン
2)リンパ球、白血球、NK細胞
3)抗体
4)粘膜や皮膚のバリヤー機能、デフェンシンなどによる
からなりますが
 ステロイドはすべてを抑制してしまいますが、レミケードはTNFαだけを抑制するので限定的なわけです。
 患者さんからも医師からも、何度もこの質問を受けますが、TNFαの異常な産生がクローン病の病態の基本でありそれを治療する薬です。したがってかぜや肺炎になる確率が増加するわけではありません。なお、レミケードではTNFαが抑制さsれるため、理論的には結核にかかる危険性が高まりますが、国内3000例の投与された患者さんで数例でしたし、アメリカの5000例の統計でも同様でした。結核は現在さまざまな薬があり、制御可能な病気です。実際にレミケードを投与して結核が発病した患者さんがいますが、結核治療薬でうまく治療できています。
、少ない確率を心配せずに積極的に病気を治してゆきましょう。