ドクターTORAの今日も快腸

大腸の病気(大腸ガン・ポリープ、過敏性大腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病など)が増加しています。ひとりでも多くの方が快腸になっていただくための最新情報を提供してゆきます。

今週の診療から
ペンタサとサラゾピリンにアレルギーを持つ潰瘍性大腸炎患者さんがいらっしゃいました。アレルギー鼻炎がひどく、それが治ったあたりから潰瘍性大腸炎になったようです。ステロイド一年以上を減らすことができず困っており、来院されました。内視鏡所見、症状とも中等症でした。
治療方針
 潰瘍性大腸炎の治療で、ペンタサ・サラゾピリンがアレルギーで使えないとは将棋で言えば飛車と角抜きで指すようなものです。(ちょっとたとえが古くてすみません、とにかく基本的薬剤が使用できないのはつらいです。)
1)ペンタサは一時期は服用できたようですので、一日1錠の少ない量から少しずつ増やしてゆきます
2)ステロイドは一日10mgと少ない量なので少し増やして一度炎症を完全に抑えます。
3)栄養状態はいいので食事の基本的注意は守ってもらいます。
4)ステロイドが有効なら安定させて、ステロイドをを減らす治療を行ってゆきます。すなわち潰瘍性大腸炎にたいして白血球除去や免疫調整剤の治療を加える予定です。
以上のことを患者さんにお話し具体的なスケジュールと方向性を明確にしました。

 DrTの独り言
 潰瘍性大腸炎の患者さんはなぜ自分がなったのか、これからどうなるのかということを皆さんとても心配しています。日々の診療でなるべく具体的な治療成績や方向性を数字で話していますが、それが安心と信頼につながり病状も安定するようです。これからもがんばりたいと思います。