ドクターTORAの今日も快腸

大腸の病気(大腸ガン・ポリープ、過敏性大腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病など)が増加しています。ひとりでも多くの方が快腸になっていただくための最新情報を提供してゆきます。

質問から
2002年の術後〜回腸嚢炎で治療中です。
シプロ・フラジール・ステロイド注腸をしていますが、薬を止めたり減量すると粘血便&血便が出ます。

1.抗生剤は耐性菌が出来るので使用しすぎると効果が悪くなったり、症状を悪化させるなどと聞きますが本当でしょうか?
2.慢性化したポーチ炎は内科的治療での回復は難しいのでしょうか?
3.ATMの様な新しい治療法・薬が回腸嚢炎ではないでしょうか?

答え
 回腸炎については外科医が担当する場合が多く、病態の解明が進んでいません。大変難しい質問です。
1)抗生剤:フラジール、シプロキサンが繰り返し用いられます。使用しすぎると耐性ができるかについては結論が出ていませんが、可能性はあります。
2)抗生剤の治療でむずかしい場合は、
ステロイド座薬や注腸、5ASAの注腸やプロバイオチックスが用いられます。
3)以下の治療が開発されつつあります。
rifaximin, 口から服用しますが吸収されない抗生剤をシプロキサンと併用する。
tinidazole :フラジールの類似した抗生剤です。

簡単ですがお大事に。