ドクターTORAの今日も快腸

大腸の病気(大腸ガン・ポリープ、過敏性大腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病など)が増加しています。ひとりでも多くの方が快腸になっていただくための最新情報を提供してゆきます。

質問から
1)出血を繰り返す小腸型クローン病です。
2)入院してダブルバルーン内視鏡検査と小腸造影を行い、回腸に3箇所程度の狭窄があり小腸の癒着が確認されました。
3)恐く出血源は狭窄の部分にあると考えられますが狭いために内視鏡が届かず出血しないようにする処置はできませんでした
4)主治医からは、内科的にはこれ以上の処置は出来ず、あとは手術しかないと言われました。
 レミケードを継続的に投与して出血が出来るだけ起こらないようにして、狭窄が激しくなり、イレウスが頻繁に起こるようになれば手術と言う方法しかないのでしょうか?
答え
 ダブルバルーン内視鏡に期待したのに病変部を処置できず残念でしたね。クローン病の狭窄、瘻孔、出血に対する外科的な治療法はほぼ完成していますが、内科的治療法は発展途上です。
ご指摘の通りですが、現状では
1)ペンタサ、エレンタールを十分服用
2)レミケードを継続的に投与
3)できれば免疫調整剤(イムラン、ロイケリン)も服用
4)出血が継続するなら、止血剤
5)出血をへらす漢方
6)場合によってはステロイドも少量一時使用
以上をおこなって出血が出来るだけ起こらないようにしてゆきます。

 私の患者さんで大量出血を繰り返し、まったくレミケードが効かない方もいますが、以上の方法でこの3年は出血していません。出血するタイプはむずかしいですが、悪くなるタイミングがつかめれば何とかなると思います。
気を落とさずにがんばりましょう。