ドクターTORAの今日も快腸

大腸の病気(大腸ガン・ポリープ、過敏性大腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病など)が増加しています。ひとりでも多くの方が快腸になっていただくための最新情報を提供してゆきます。

 クローン病に対するリファキシミンという薬の治療効果が発表されました。お待たせしました
 リファキシミンは抗生物質で、これを用いてイタリアで多施設前向き 偽薬対象 二重盲検試験が行われました。
対象83 人の軽度から中等度からのクローン病
Group A (rifaximin 800 mg 一日一回 + 偽薬),
Group B (rifaximin 1600 mg 一日二回)
Group C (偽薬)

結果:
Group A 有効 48% 寛解32%
Group B 有効 67% 寛解52%
Group C 有効 41% 寛解33%

結論
 rifaximin 1600 mg 一日二回の治療による有効率、寛解率は、偽薬に比べて高かった。消化器病の雑誌Aliment Pharmacol Ther. 2006 Apr 15;23(8):1117-25より。
Dr.Tのコメント
偽薬のグループの有効率、寛解率が30-40%と高く、やや軽症の患者さんが対象だったようです。それに比べるとスカッとした切れは乏しいように感じます。今後に期待しましょう。