ドクターTORAの今日も快腸

大腸の病気(大腸ガン・ポリープ、過敏性大腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病など)が増加しています。ひとりでも多くの方が快腸になっていただくための最新情報を提供してゆきます。

質問から
1)特定疾患の申請で主治医に記入してもらったところ、現在緩解と書かれました。症状も血液検査も良好になれば、1年たたずとも緩解と言えるのですか。ちなみに退院後、内視鏡検査はしていません。
緩解という定義を教えてください。
2)主治医から症状も血液検査も良好なので、
ペンタサを中止するか希望を聞かれます
専門医にみてもらったほうがよいのでしょうか。

答え
1)潰瘍性大腸炎の寛解の医学上の定義ですが、
一般に緩解とは病気の状態が治療によって安定して症状や検査データが正常範囲にあることです。
治癒とは病気の状態が無くなり完全に正常の状態となること
といえます。
 潰瘍性大腸炎で症状が落ち着いており、検査データが正常であれば、緩解と言えます。治癒は潰瘍性大腸炎に関しては一般医学常識では治癒はないとされています。少なくとも2-3年しっかり治療して内視鏡所見が正常化するまで待ちましょう。
2)以上のことから、早めにペンタサを減らすよりも、内視鏡で潰瘍性大腸炎の状況を確認しながら、ペンタサを減らすべきでしょう。内視鏡で潰瘍性大腸炎の粘膜がまったくきれいになり、ペンタサをへらして再発せず、中止しても内視鏡で粘膜がきれいになり生検で組織がほぼ正常であれば、潰瘍性大腸炎はほぼ治癒ということになるでしょう。
以上簡単ですが、お大事に。