ドクターTORAの今日も快腸

大腸の病気(大腸ガン・ポリープ、過敏性大腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病など)が増加しています。ひとりでも多くの方が快腸になっていただくための最新情報を提供してゆきます。

 潰瘍性大腸炎は難治な病気であるが、最近の治療の進歩によって外来で治療可能な病気になってきました。
 現在のクリニックに移って2年弱であるが、潰瘍性大腸炎に関しては1例も入院することなく、完全に外来治療ですんでいる。
 社会保険中央病院時代から自分に課してきたことであるが
「何とか潰瘍性大腸炎患者さんを外来治療で入院せずにできないか」ということである。患者さんが若く社会人や学生でなかなか休めないこと考えるとなるべく外来で治療して入院を避けたいと思ってきました。
 うまく外来で治療がすんでいる理由としては
1)最近の治療手段の導入
 これまでのペンタサ、サラゾピリン、ステロイドに加え、アザチオプリン、白血球顆粒球除去治療などが使用できるようになり、また潰瘍性大腸炎の新しい治療を始めるタイミングも経験を重ねることでわかってきました。適切なタイミングで潰瘍性大腸炎を治療できるようになったことが大きいと思います。
2)潰瘍性大腸炎の患者さんにどのような経過になるか具体的にお話しすること
 いつ悪くなるか、いつまでに良くなるかということをある程度具体的にお話しすることで、潰瘍性大腸炎の患者さんの信頼と安心が得られます。潰瘍性大腸炎が心理状態やストレスで悪化することを考えると大変重要ではないかと思います。