ドクターTORAの今日も快腸

大腸の病気(大腸ガン・ポリープ、過敏性大腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病など)が増加しています。ひとりでも多くの方が快腸になっていただくための最新情報を提供してゆきます。

質問から ゆうさんお待たせしました、
1)手術回数:数回のクローン病で現在:小腸とS状をつないでいて、S状結腸がストーマです。
2)去年11月の手術後2週間で皮膚瘻が正中創に出来てしまい、現在、穴は2箇所です。なんとか絶食しながら頑張ってきましたが、少し食事で悪化してしまい、現在はエレンタールを飲むだけで腸液がかなり出てしまいます。
3)今、手術に踏み切るべきか迷ってます 5回目 6回目と術後瘻孔が出来てるし癒着もひどくて手術も毎回大変
4)レミケードは抗体が出来たみたいでほとんど効きません。

・・どうしたらよいのでしょうか
答え
 クローン病の大変難治な状態で、多数回の手術による短腸症候群も合併していると思われ、皮膚瘻の状態もなかなか大変と推察されます。
 手術記録も見ていませんし、診察していないので、想像でものを言うことからあまり責任持った回答はできませんが、、
 膿瘍が無いことが前提ですが
1)完全に食事をとめる在宅IVHを行う。
2)ある程度の期間(6ヶ月程度)1)のよって皮膚瘻の炎症が落ち着いてから手術を行い皮膚ろうを切除する。
3)手術後は腸管の長さによっては在宅IVHを併用しながら、少量の食事を摂取する。手術後ペンタサ、エレンタールに加えてイムランも考える。

 以上が私の経験から、推察できる方針です。
参考までに、私自身、同じような患者さんを何人か拝見しており、現在在宅IVH+イムラン+少量の食事で何とか落ち着いています。

 いずれにせよ、現在の受け持ちの内科医、これまでの手術を担当された外科の先生とよく相談されて治療方針を決めてください。どうぞお大事に。