ドクターTORAの今日も快腸

大腸の病気(大腸ガン・ポリープ、過敏性大腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病など)が増加しています。ひとりでも多くの方が快腸になっていただくための最新情報を提供してゆきます。

質問からyuibaさんお待たせしました。
潰瘍性大腸炎の30代前半女性です。
3年程前に下血と粘液があり。今年1月に又下血と粘液があり。
内視鏡検査で、盲腸、上行結腸、直腸の区域性潰瘍性大腸炎の軽症と診断。治療はペンタサ1日9錠、ビオスリー1日6錠、リンデロン坐薬です。
現状は、潰瘍性大腸炎の症状は安定しています。

質問:
1)クローン病の可能性もあるのでしょうか?
2)リンデロン坐薬ですが1日2回1mgを3ヶ月、その後1日1回になり1ヶ月過ぎましたが、使用期間は長くはないのでしょうか?
3)区域性潰瘍性大腸炎の場合の気をつけなければいけない事などありましたら教えてください。
4)今10歳の息子が年に数回、激しい腹痛が間隔をあけ下痢をして数回トイレに行き出しきれば治まるという事がありました。同じような腹痛になるのです。検査を受けた方が良いのでしょうか?


答え
1)区域性潰瘍性大腸炎は、直腸から連続してS状、下行、横行と広がる普通の潰瘍性大腸炎とことなり 盲腸、上行結腸、直腸とばらばらに炎症があります。クローン病との区別が問題になりますが。実際に内視鏡画像を見ないと返答は困難です。潰瘍性大腸炎専門家の集まるカンファレンスで実際に画像を見ても、医師によって意見が分かれることがあります。
2)リンデロン坐薬ですが、使用期間は潰瘍の状態や下痢の回数によりますが、4ヶ月はやや長いと思います。相談の上早めにペンタサ注腸に切り替えてください。
3)区域性潰瘍性大腸炎の場合は、大腸全体に広がる全大腸型になるの避けなければいけません。しっかりペンタサで炎症を抑えてください。
4)潰瘍性大腸炎の患者さんは、もともと腸が弱く、発病前に、このようなことがあるようです。 しかしこのような症状は過敏性大腸症候群の症状でもあり、区別は困難です。母親が潰瘍性大腸炎であれば、子供に潰瘍性大腸炎やクローン病が起きてくる可能性はあります。
 10歳で小腸造影や大腸カメラはむずかしいので、経験ある医師に消化管をエコーでチェックしてもらってください。以上簡単ですが、お大事に。