質問から
クローン病の場合、イムラン・レミケードという組み合わせが多いですが、私の場合、イムラン0.25mgで吐き気が治まらず、中止。今はメトレート8mg/週とレミケードを組み合わせています。
メトレートとイムランの違いなど説明していただけると幸いです。
答え
メトレートは薬物名メトトレキセート(以下MTXと略します)で1990年代からクローン病における治療薬として検討され、クローン病患者50人以上対象にした臨床試験は3本です。
1)N Engl J Med.(世界最高の医学雑誌です) 2000年 22号342ページ
対象と方法:難治性クローン病76人
多施設前向き二重盲検試験:週1回MTX15mg筋肉注射を40週間継続
結果:40週目の寛解率は、MTXグループ:65%、偽薬グループ:39%
2)N Engl J Med. 1995年 5号 2;332ページ
対象と方法:難治性クローン病141人
多施設前向き二重盲検試験:週1回25mg筋注注射16週間継続
結果:16週目の寛解率は、MTX39%、偽薬19%
3)Am J Gastroenterol. 2000年7月号1619ページ
対象と方法:難治性クローン病で週1回MTX15mg筋注40週継続で寛解した患者さん41人をMTXで継続治療して6ヶ月以上追跡
1,2、3年後の寛解率は、29%, 41%, 48%、
再燃が多いのは、女性と20歳以下と小腸大腸型でした、
MTXの中止を要する副作用は5人、主に肝障害でした。
なおアザチオプリンとメトトレキセートの比較があります。
4)Dig Liver Dis. 2003年 9月号;610ページ
対象と方法:難治性クローン病54人
前向き無作為試験:プレドニン40mgで治療開始し2週間ずつ減量、開始時からMTX週1回40mg筋注かAZA2mg/kgを併用し継続
結果:3ヶ月後の寛解率は、MTX44%,AZA33%、6ヶ月後寛解率:MTX56%,AZA63%、中止を要する副作用:MTX11%、AZA11%
結論:以上からメトトレキセートは難治性クローン病に対してアザチオプリン・ロイケリンと同等の治療効果があるようです。
5)妊娠における安全性
アザチオプリンがFDAのカテゴリーDでやや安全であるのに対して、メトトレキセートはFDAカテゴリーXです、催奇発生の確率が高く大変危険です。必ず避妊してください。
クローン病の場合、イムラン・レミケードという組み合わせが多いですが、私の場合、イムラン0.25mgで吐き気が治まらず、中止。今はメトレート8mg/週とレミケードを組み合わせています。
メトレートとイムランの違いなど説明していただけると幸いです。
答え
メトレートは薬物名メトトレキセート(以下MTXと略します)で1990年代からクローン病における治療薬として検討され、クローン病患者50人以上対象にした臨床試験は3本です。
1)N Engl J Med.(世界最高の医学雑誌です) 2000年 22号342ページ
対象と方法:難治性クローン病76人
多施設前向き二重盲検試験:週1回MTX15mg筋肉注射を40週間継続
結果:40週目の寛解率は、MTXグループ:65%、偽薬グループ:39%
2)N Engl J Med. 1995年 5号 2;332ページ
対象と方法:難治性クローン病141人
多施設前向き二重盲検試験:週1回25mg筋注注射16週間継続
結果:16週目の寛解率は、MTX39%、偽薬19%
3)Am J Gastroenterol. 2000年7月号1619ページ
対象と方法:難治性クローン病で週1回MTX15mg筋注40週継続で寛解した患者さん41人をMTXで継続治療して6ヶ月以上追跡
1,2、3年後の寛解率は、29%, 41%, 48%、
再燃が多いのは、女性と20歳以下と小腸大腸型でした、
MTXの中止を要する副作用は5人、主に肝障害でした。
なおアザチオプリンとメトトレキセートの比較があります。
4)Dig Liver Dis. 2003年 9月号;610ページ
対象と方法:難治性クローン病54人
前向き無作為試験:プレドニン40mgで治療開始し2週間ずつ減量、開始時からMTX週1回40mg筋注かAZA2mg/kgを併用し継続
結果:3ヶ月後の寛解率は、MTX44%,AZA33%、6ヶ月後寛解率:MTX56%,AZA63%、中止を要する副作用:MTX11%、AZA11%
結論:以上からメトトレキセートは難治性クローン病に対してアザチオプリン・ロイケリンと同等の治療効果があるようです。
5)妊娠における安全性
アザチオプリンがFDAのカテゴリーDでやや安全であるのに対して、メトトレキセートはFDAカテゴリーXです、催奇発生の確率が高く大変危険です。必ず避妊してください。


