MLN02はヒト由来のたんぱく質でつくられた接着分子インテグリンに対する抗体薬です。
2000年から3年間に渡り、欧米の20の大学病院で181人の活動期の潰瘍性大腸炎の患者さんに二重盲検試験(=医師も患者もどれが偽薬か本当の薬かわからない治験)が行われました。
MLN02は0.5mg/kg体重か2.0mg/kg体重が、0、4週間に投与され、投与開始6週目に評価されました。
投与開始6週目の評価では
1)寛解導入率:寛解した患者さんの割合
MLN02 投与群では、0.5mg/体重kgで33%、2.0mg/体重kg投与で32%であり、偽薬投与群で14%に対して有効でした。
2)MLN02に対する抗体:MLN02を投与されたうち44%の患者さんの体の中に44%にMLN02に対する抗体ができてしまった。
この結果は一流医学誌The New England Journal of Medicineの2005年6月に掲載されました。
DrTORAの講評
本邦の潰瘍性大腸炎に無いする白血球除去療法(GCAP、LCAPなど)の寛解導入率が50−60%に比べると低い値でした。また抗体薬そのものに対する抗体が作られる確率は、ほかの抗体薬では高々10-20%ですが、MLN02では44%にのぼります。抗体薬そのものに対する抗体は、2度目3度目にこの薬を投与するときに効果が出なかったり、アレルギー反応がおきやすかったりしますので、薬としては致命的です。
インテグリンにはα鎖とβ鎖の組み合わせで、いろいろなものがあります。

2000年から3年間に渡り、欧米の20の大学病院で181人の活動期の潰瘍性大腸炎の患者さんに二重盲検試験(=医師も患者もどれが偽薬か本当の薬かわからない治験)が行われました。
MLN02は0.5mg/kg体重か2.0mg/kg体重が、0、4週間に投与され、投与開始6週目に評価されました。
投与開始6週目の評価では
1)寛解導入率:寛解した患者さんの割合
MLN02 投与群では、0.5mg/体重kgで33%、2.0mg/体重kg投与で32%であり、偽薬投与群で14%に対して有効でした。
2)MLN02に対する抗体:MLN02を投与されたうち44%の患者さんの体の中に44%にMLN02に対する抗体ができてしまった。
この結果は一流医学誌The New England Journal of Medicineの2005年6月に掲載されました。
DrTORAの講評
本邦の潰瘍性大腸炎に無いする白血球除去療法(GCAP、LCAPなど)の寛解導入率が50−60%に比べると低い値でした。また抗体薬そのものに対する抗体が作られる確率は、ほかの抗体薬では高々10-20%ですが、MLN02では44%にのぼります。抗体薬そのものに対する抗体は、2度目3度目にこの薬を投与するときに効果が出なかったり、アレルギー反応がおきやすかったりしますので、薬としては致命的です。
インテグリンにはα鎖とβ鎖の組み合わせで、いろいろなものがあります。



