医学の進歩はどの分野でも著しいものがあります。特に消化器は患者さんの数が多いため、この20年で著しく進歩しました。
肝臓がんを例に取りますと、私が学生だった頃、肝臓がんは外科手術が中心でした。手術前には残す肝臓の機能が手術に耐えられるかが、手術後には残った肝臓からの肝臓がんの再発が問題でした。すなわち癌ができてくる肝硬変の程度により手術できない患者さん、手術しても5年で50%近く再発する肝臓がんの性質があり、大変な癌であります。
この20年のうちに、肝臓がんの治療に内科側からは、まずエタノール注入療法が導入され、手術に負けない成績がしめされました。ついで高周波やラジオ波による高熱で癌を焼く時代になり、よほどのひどい肝硬変で無い限り、治療できるようになりました。さらに残った肝硬変からの再発肝臓がんを1-2cm以下で見つけられるようにCT、エコーの診断能力が進歩しました。また肝硬変をきたす肝炎ウイルスが80%がC型、20%がB型であることがわかり、ウイルスの研究から新しい治療が開発され、
C型肝炎では、70%の患者さんでウイルスが、B型肝炎ではほとんどの患者さんでウイルスが消失するようになりました。
現在4万人余の患者さんが毎年が肝臓がんで亡くなっていますが、今後、10年以内に肝臓がんの患者さんは激減し、1万人以下になることでしょう。
これほど劇的ではありませんが、潰瘍性大腸炎やクローン病の治療も進歩しているので、自分の診察した患者さんは、進歩を取り入れて、最善を尽くして少しでも手術を減らすようにしたいと思っています。
肝臓がんを例に取りますと、私が学生だった頃、肝臓がんは外科手術が中心でした。手術前には残す肝臓の機能が手術に耐えられるかが、手術後には残った肝臓からの肝臓がんの再発が問題でした。すなわち癌ができてくる肝硬変の程度により手術できない患者さん、手術しても5年で50%近く再発する肝臓がんの性質があり、大変な癌であります。
この20年のうちに、肝臓がんの治療に内科側からは、まずエタノール注入療法が導入され、手術に負けない成績がしめされました。ついで高周波やラジオ波による高熱で癌を焼く時代になり、よほどのひどい肝硬変で無い限り、治療できるようになりました。さらに残った肝硬変からの再発肝臓がんを1-2cm以下で見つけられるようにCT、エコーの診断能力が進歩しました。また肝硬変をきたす肝炎ウイルスが80%がC型、20%がB型であることがわかり、ウイルスの研究から新しい治療が開発され、
C型肝炎では、70%の患者さんでウイルスが、B型肝炎ではほとんどの患者さんでウイルスが消失するようになりました。
現在4万人余の患者さんが毎年が肝臓がんで亡くなっていますが、今後、10年以内に肝臓がんの患者さんは激減し、1万人以下になることでしょう。
これほど劇的ではありませんが、潰瘍性大腸炎やクローン病の治療も進歩しているので、自分の診察した患者さんは、進歩を取り入れて、最善を尽くして少しでも手術を減らすようにしたいと思っています。


