ドクターTORAの今日も快腸

大腸の病気(大腸ガン・ポリープ、過敏性大腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病など)が増加しています。ひとりでも多くの方が快腸になっていただくための最新情報を提供してゆきます。

コメントより(プライバシーのため詳細は変えています)
1)クローン病歴7年で2年前に大腸亜全摘の手術をしてからはCRP1落ち着いました。
2)この数ヶ月7CRP上昇し、主治医からイムランを処方されましたが、吐き気と食欲不振が激しく、2週間で投薬を止めました。
3)その2週間後の診察でCRPが3まで上がってしまい次はレミケードだよと言われました。
4)しかし、症状は特に日常生活に支障があるわけではなく、便は下痢状態ですが腹痛もなくトイレも一日1〜2回で仕事も普通にこなしています。
質問:それでもレミケードが必要なのでしょうか?

答え;
1)主治医の先生は症状よりもCRPの上昇を気にしているようです。sクローン病の再発を事前に抑制したいという気持ちでしょう。
2)手術後の患者さんで症状がさほど出なくてもCRP上昇することがあります。そもそもクローン病はCRPが上昇しやすい病気です。
3)ゆえに、手術後数年たっているので、小腸造影か大腸内視鏡で評価が必要ではないでしょうか。大腸をほとんど切除しているので便回数から病勢を評価するのは困難です。小腸検査は病院によっては困難ですが、大腸検査なら可能でしょう。それらの検査で潰瘍が再発していればイムランやレミケードの投与もやむ終えないかもしれません。逆に再発性の潰瘍病変が無ければ、レミケードやイムランを急ぐ必要はありません。
4)検査が苦しいようなら腹部エコーはいかがでしょうか。私自身は500例以上のクローン病、潰瘍性大腸炎の腹部エコーの経験があります。それで大まかな検討はつきます。お大事に。
レミケードはクローン病の炎症性サイトカイン:TNFαを効果的に抑制します。
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