ドクターTORAの今日も快腸

大腸の病気(大腸ガン・ポリープ、過敏性大腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病など)が増加しています。ひとりでも多くの方が快腸になっていただくための最新情報を提供してゆきます。

アザチオプリン(イムラン)の重い副作用として
脱毛、すい臓炎、肝機能障害、骨髄抑制があります。

とくに骨髄抑制と脱毛(全脱毛)は重く、白血球を増やす薬や輸血のため、短期間の入院(1-2週間)が必要となることがあります。なお脱毛は 現在までに全脱毛になるほどの症例(クローン病と潰瘍性大腸炎合わせて)を2-3例経験しています。軽度の脱毛はもう少し多く全体で5%程度です。全脱毛の患者さんたちは同時に骨髄抑制を起こしています。上に書いたように入院して治療します。2週間で髪の毛が生えてきます。過去の国内のイムランによる脱毛例を調べたことがありますが、全例とも開始後2-3週間で脱毛が始まるようです。またアザチオプリンを中止して、毛髪は十分に再生してきているとの結果でした。
 女性の患者さんにとって髪の毛は命であり、男性にとっても同様に重要です。自分自身は最近3年間はイムラン25mgの少量から開始するようにしているので全脱毛は経験していません。アザチオプリンの効果は開始後1-2ヶ月で出てきます。約60%の患者さんで安定になりますので、使用しはじめの1-2ヶ月を十分に注意すれば有効な薬であると思います。