ドクターTORAの今日も快腸

大腸の病気(大腸ガン・ポリープ、過敏性大腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病など)が増加しています。ひとりでも多くの方が快腸になっていただくための最新情報を提供してゆきます。

過敏性大腸症候群は人口の3−5%がかかる病気である。潰瘍性大腸炎は近年急増しているが全国で8-10万人=人口の0.08%程度とかなり少ない。
 潰瘍性大腸炎の患者さんに聞くと発病前から、もともと胃腸が弱く
過敏性大腸症候群に似た症状があり、ストレスや感染性腸炎をきっかけに発病し、下痢が次第に悪化し、出血(医学用語では血便、下血)になることが多い。またペンタサやステロイドでいい状態(医学用語で寛解)になり内視鏡上ほとんど潰瘍が消失し、ほぼ正常になっても、すぐ下痢しやすいことが多いようである。
 二つの病気がどのような関係にあるか、あまり明らかではないが、
近年の研究から、腸管には自律神経が多く存在し、全身の免疫細胞(白血球・リンパ球)が過半数が集積しているため。神経ー免疫ー腸管のあいだには強い相関関係が働いていることがわかってきた。
 潰瘍性大腸炎は、いい状態(医学用語で寛解)になったあとも、数年は要注意であるが、数年間その状態が続けば、薬をやめることができる方がいらっしゃいます。strong>おそらくその数年のあいだに粘膜が正常化し、神経(ストレス)・免疫(炎症)・腸管(潰瘍)の負の連鎖が無くなれば潰瘍性大腸炎は寛解から治癒(治ること)にいたるのでしょう。

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