ドクターTORAの今日も快腸

大腸の病気(大腸ガン・ポリープ、過敏性大腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病など)が増加しています。ひとりでも多くの方が快腸になっていただくための最新情報を提供してゆきます。

アザチオプリンの短期的副作用
1)白血球減少・感染症悪化
アザチオプリンは、白血球の活動を抑制するわけですから、当然、感染症への抵抗力を低下させる可能性もあります。実際には私自身は100例以上投与してきましたが、帯状疱疹ヘルペスなどがおきてきますが、肺炎や尿路感染はほとんど経験しませんし、アザチオプリンによってインフルエンザが重症化した例も経験しません。文献上は肺炎などがあるようです。
2)重い副作用
脱毛、すい臓炎、肝機能障害、骨髄抑制があります。これらは、3%以下ですが、アザチオプリンを中止することになります。とくに骨髄抑制は重く、白血球を増やす薬や輸血のため、短期間の入院(1-2週間)が必要となることがあります。なお脱毛は現在までに全脱毛になるほどの症例を2-3例経験しています。この患者さんたちは同時に骨髄抑制を起こしてきます。上に書いたように入院して治療します。2週間で髪の毛が生えてきます。過去の国内の脱毛例を調べたことがありますが、全例とも毛髪は再生してきているとの結果でした。
3)そのほかの副作用
このほかに、吐き気、嘔吐、下痢、痺れなどの副作用を起こす可能性がありますが、これはどのような薬にもありうる症状で、次第に軽くなりますので、使用を中止するほどのものではありません。

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