ドクターTORAの今日も快腸

大腸の病気(大腸ガン・ポリープ、過敏性大腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病など)が増加しています。ひとりでも多くの方が快腸になっていただくための最新情報を提供してゆきます。

免疫調整剤アザチオプリンリンが、クローン病・潰瘍性大腸炎の治療薬として平成18年6月より厚生労働省が適応追加
アザチオプリン(商品名イムランや、アザニン)炎症性腸疾患は適応がありませんでしたが、炎症性腸疾患の専門施設ではよく用いられるようになっています。一方、一般の消化器内科医、外科医においてはあまり用いられていませんでした。私自身の経験からも良く効く薬と思いますので、今後は広く用いられていくでしょう。
アザチオプリンは過剰な免疫反応を調整する
アザチオプリンは、免疫抑制剤のひとつに分類されています。もともと臓器移植後の拒絶反応を抑制する=拒絶反応を起こす免疫システムを抑制する薬剤という意味であります。しかしアザチオプリン単独では臓器移植後拒絶反応をコントロールできず、今日では、より強力なサイクロスポリンやタクロリムスなどが用いられます.
アザチオプリンは吸収され、肝臓で6─メルカプトプリンに変化し、さらに代謝されて白血球細胞の核に入るとDNAやRNAの合成障害をおこします。白血球など盛んに分裂する細胞では、DNAやRNAの合成が盛んに行われていますから、アザチオプリンはこのDNAやRNAの合成を抑制して、炎症を次第に沈静化してゆくわけです。このようなにアザチオプリンは、免疫反応を調整するくらいの強さの薬剤であり、免疫抑制剤という呼び名から免疫調整剤という呼び方が多くなっています。
下は白血球

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