ドクターTORAの今日も快腸

大腸の病気(大腸ガン・ポリープ、過敏性大腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病など)が増加しています。ひとりでも多くの方が快腸になっていただくための最新情報を提供してゆきます。

 臨床医がさまざまな治療法を選ぶとき
 最近ではEBM(Evidense BasedMedicine)に基ずく治療があらゆる分野で重要視されている。EBMとはある疾患に対するさまざまな治療法の論文を統計学的に吟味してもっとも優れたものを中心に行うことである。90年代にEBMがさかんになり、現在にその流れがつづいている。
 臨床医学が経験的なものであるため
 これまでは専門家の意見が重要視される時代がながく続いたが、専門家はしばしば重症な患者を中心に診察しており、必ずしもその意見が、普遍的に正しいものでないことが指摘されるようになった。EBMによって各治療法を科学的に比較して最善の治療を行うことが重要である。
 EBMのためには数多くの論文に常に目を通すことが必要である。
忙しい臨床医には物理的に不可能である。(たとえばクローン病のレミケードに対する論文だけでも数百に上る)このため、治療法の分析がデータベースの形でまとめられインターネットで参照可能である。
 EBMデータベースの代表的なものにコクランデータベースがある。
その名称は、英国の医師Archiebald Cochrane(1908−1988)の名に由来している。彼は、1972年に出版された著書「Effectiveness and Efficiency: Random Reflections on Health Services」のなかで、多大な影響を与えたことでよく知られている。
 基本方針は「すでにあるランダム化比較試験から、よりよいものを選りすぐって、質の悪いものは除いて、 それらをまとめて、 遅れなく、 必要な人に届けることが大切である」と力説している。


以下コクランデータベースを改良したUPDATEのURL
http://www.update-software.com/publications/cochrane/


写真はコクラン先生:温厚ながら真実に厳しい方であることが伺えます
ACochran