ドクターTORAの今日も快腸

大腸の病気(大腸ガン・ポリープ、過敏性大腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病など)が増加しています。ひとりでも多くの方が快腸になっていただくための最新情報を提供してゆきます。

中国は近年急速に経済が発展しており、それに伴って疾病構造(=人々がかかる病気の種類と数)が変化している。
炎症性腸疾患については極めて少ないという情報しかなかったが、
最近、クロン病の患者数の増加についての論文が発表された。
 1990年から2003年まで中国各地の22の病院の入院記録を調べたところ
515人のクロン病入院患者があり、1993年には22病院でわずかに8人だったのが、1997年には39人、2003年には83人と次第に増加しています。
 年齢は20歳代20.8%、30歳代26.4%、40歳代19.6%に多く、
 病変の型は小腸型28.4%、大腸型36.3%、小腸大腸型31.5%、
 内視鏡やバリウム造影は60%くらいの症例に行われており、
 治療は、ステロイド28.7%、5ASA(ペンタサやサラゾピリン)57.7%
抗生剤は45.6%で、漢方は14.3%でした

 中国4000年の漢方でもクロン病は治療がむずかしいのかなと感じました。もっとも漢方の治療体系が確立したのは200年以上前であり、その頃にはクロン病が無かったので、これは当然かもしれません。
この記事は、Journal of Gastroenterology and hepatology誌2006年1009−1015の論文を元に記載しました。


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