ドクターTORAの今日も快腸

大腸の病気(大腸ガン・ポリープ、過敏性大腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病など)が増加しています。ひとりでも多くの方が快腸になっていただくための最新情報を提供してゆきます。

社会保険中央病院と藤田保健衛生大学による日本のレミケードの使用経験をまとめた英語論文がようやく発刊された。
 レミケードは日本で発売されて3年たち、世界からはクローン病とレミケードについて800本以上の論文が発表されているが、本邦からは症例報告を合わせても10本に満たない。
医学は経験科学であり、理論どうりには行かないので、多くの患者さんの治療結果は次の治療を考える上で大変重要である。稀な例に有効だったという症例報告も大事だが、100例以上の多数の例についての細かい解析が重要である。
 レミケードがアメリカで認可された1999年の2年後
2001年にはハーバード大学、メイヨークリニック、クリーブランドクリニック、シカゴ大学から治療経験の論文が相次いで報告された。2002年レミケードの使用前に、僕はそれらの論文をむさぼるように読んでどのように患者さんに投与したらいいか、シュミレーションを重ねたものである。
 日本からは、現在まで、国内での治験時のまとめの論文と市販後調査(約2500例の投与後安全性調査)にもとずいた論文があるに過ぎない。全国集計するとどのくらい正確にデータが入力されたのかわからないので、結果があいまいになる。そんなわけでエレンタールを併用している日本発の論文を作ろうとして2003年秋に藤田保健衛生の先生方と協力してレミケードの使用経験をまとめる作業を始めた。
メイヨーークリニック:炎症性腸疾患3000例を診療している

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