ドクターTORAの今日も快腸

大腸の病気(大腸ガン・ポリープ、過敏性大腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病など)が増加しています。ひとりでも多くの方が快腸になっていただくための最新情報を提供してゆきます。

クローン病の腸管以外の合併症にはいろいろなものがあります。
1:炎症によるもの:関節炎、脊椎炎、すい臓炎、口内炎、紅斑(赤い皮膚の斑点)や膿皮症(皮膚のただれ)、きわめてまれながら肺炎もある
2:栄養障害によるもの:低身長、腎臓結石、胆石、骨粗鬆症(骨がもろくなること)、肝障害など
 すい臓炎はペンタサやイムランなどの薬剤によってもIVHによってもおきうるため、クロン病の悪化か、治療の影響か判断が難しい場合が多い。
治療は一般の膵炎同様にフォイパンなどを用いるが、なかなか安定しない場合がある。
 私の患者さんで永年クロン病と膵炎をわずらっていて、クローン病の悪化と膵炎の悪化が同時のくる方がいます。その方にレミケードを用いたところ、腸の症状(下痢・下部の腹痛)と膵炎(上部の腹痛)の症状が2−3日で消失しました。改めてレミケードの切れ味に驚きました。
 この方はこの10年来何回も同様のパターンで悪化し、入院IVH1ヶ月で治療してきました。3年前の悪化時にレミケード治療で効果があり、1週間で退院しました。その後の3年間一度も入院していません。今回悪化したので早めにレミケードを使用したところ、すぐに症状が消えました。


すい臓2