ドクターTORAの今日も快腸

大腸の病気(大腸ガン・ポリープ、過敏性大腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病など)が増加しています。ひとりでも多くの方が快腸になっていただくための最新情報を提供してゆきます。

『また内視鏡ですか』

内視鏡の予約をするときに、患者さんからよく言われる言葉である。
潰瘍性大腸炎は大腸が炎症や潰瘍に侵される病気である。
従って症状やおなかの診察だけでは正確な治療が難しい事がある。
とは言え、潰瘍性大腸炎の大腸カメラは難しい。
実際、
1)前処置の下剤を十分飲めない方が多い、
2)一般に腸管が長く、以上から腸管の中に便カスが残りやすい。
3)潰瘍や狭窄を通過する時にはどうしても押し込む挿入法になるが、炎症で痛みが強いの大変である。
僕自身の解決策としては
1)やや多めに鎮痛剤、鎮静剤を用いて行うこと
2)細いファイバーを用いること
3)なるべく押し込まずに丁寧にたぐって入れること
4)炎症や潰瘍のひどい場合は、ムリをしないことである
5)できれば炎症の落ち着いた時期に行う事である。

福岡の病院からS保険中央病院、現在のクリニックまで、数百例の潰瘍性大腸炎患者さんの大腸カメラを行ったが、幸いにして孔があいたり、出血したりした事はない。
毎年、申請書の時期(6月から9月ごろ)には全国でたくさんの潰瘍性大腸炎患者さんが大腸カメラをうけることを考えると患者さんも先生方も本当に大変だなーと思う。僕自身はむずかしいからこそ、その患者さんが以前に大腸カメラ受けたときより苦しくないように楽なように、日々工夫している。
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