ドクターTORAの今日も快腸

大腸の病気(大腸ガン・ポリープ、過敏性大腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病など)が増加しています。ひとりでも多くの方が快腸になっていただくための最新情報を提供してゆきます。

 胃潰瘍においては、長い間胃酸を押さえることが治療の中心であった。
 1983年にヘリコバクターの発見、その後のヘリコバクターの除菌法の開発によって、現在では、胃潰瘍の治療は、ヘリコバクターの除菌が中心となった。患者さんは、長期間胃酸の抑える薬を服用する必要がなくなった。ヘリコバクターの発見から、除菌法が完全に普及するまで実に20年の期間を要しているが、医療は生身の患者さんを相手にするので、治療効果が確実なことが重要視されるため、ある意味大変に保守的な世界である。
最近、潰瘍性大腸炎のATM療法(F.VARIUMという菌を除菌する治療)によって半数以上の患者さんが治癒すると言う効果が発表された。今後は、J大学以外の他の病院での経験が蓄積されることが重要である。僕自身、ATM療法が無効な患者さんも経験しています。それはおそらく潰瘍性大腸炎がひとつの細菌の原因によらないのだろうと考えられる。いずれにせよ今後さまざまな原因菌と除菌法の開発によって潰瘍性大腸炎が治癒できるような時代になるであろう。

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