ドクターTの今日も快腸

大腸の病気(大腸ガン・ポリープ、過敏性大腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病など)が増加しています。ひとりでも多くの方が快腸になっていただくための最新情報を提供してゆきます。

『潰瘍性大腸炎で治ったような方がいるのはなぜですか』
 僕は、炎症性腸疾患に40年の経験を持つM先生初めにベテランの先生に聞いたことがあります。彼らはみな潰瘍性大腸炎が治ったような患者さんを数十人以上経験している様です。なぜかと訊きますと皆分からないと言います。どういうことでしょう。
考えてみれば教科書や論文は、間違いを起こさないように過去の記載に新しい事実を重ねて書かれているものです。自分自身も消化器病の教科書(IBDの全て、分子消化器病学など)を分担執筆をしたときは、世界的な教科書の記述に沿って書き、新しい論文から新事実を付け足しました。
 結局のところ、潰瘍性大腸炎は大腸におきる炎症で、炎症とはリンパ球や白血球の増加と活性化であるわけですから、何かの拍子に増加と活性化が止まることがありうると、考えられます。そんなわけで僕は潰瘍性大腸炎の患者さんには、『うまくコントロールすれば数年で潰瘍性大腸炎が治ることに近くなることがありますよ』と説明しています。
顕微鏡

『私の潰瘍性大腸炎は治るんですか』
 僕は数多くの潰瘍性大腸炎の患者さんに病気の説明をしてきましたが、かならずこの質問を受けます。説明では病気の症状、検査法、薬物治療法、手術について細かく説明しますが、患者さんの最大の関心は、ある意味、治るかどうかに尽きます。若い患者さんが多い潰瘍性大腸炎では、これから人生の大事な時期だけに潰瘍性大腸炎を治してほしいという期待をヒシヒシと御本人とご家族から強く感じます。以前は『残念ですが、治るということはありません』と僕は答えていました。『内科的治療法が進歩して症状のコントロールは何とかできるようになったが、確実に治癒する方法はまだありません。大腸全体を切除すれば症状はなくなりますが、現在は手術を要するほどの状況ではありません。頑張って内科治療を続けましょう』そう答えてきました。世界的な教科書、最新の論文には「潰瘍性大腸炎は再燃を繰り返す」と記載してあります。しかし実際には完全に治癒したといえるような潰瘍性大腸炎患者さんが少なからず存在するのも事実であります。数百人の経験しかない自分でも思い出すだけで10例以上の治癒例がいます。その患者さんたちは、何年も潰瘍性大腸炎の治療薬を飲まずに、症状がなく、大腸カメラで観察しても潰瘍や炎症がない状態です。なぜでしょうか,何が起きているのでしょうか。
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『胃内視鏡検査ほど辛いものはない。検査をする医師は自分自身が受けるべきだ!』
 ある有名な作家(遠藤周作氏?)のことばです。
 僕の恩師ダイジョウブダ先生も同じ意見でしたので、僕自身機会があれば内視鏡を受けるようにしています。
 もちろんまだ40歳初めですので毎年しているわけではなく、これまで3回ほど検査を受けました。はじめての検査は大腸ファイバー時代で内視鏡が硬く、本当に辛かったです。
 一番最近は昨年ですが、鎮静剤を使用してもらい、柔らかい大腸カメラで盲腸までの挿入時間は7分でした。鎮静剤で寝てる間に終わりとても楽でした。
 僕は背が高く、71kgと体が細いので体型的に大腸が長く、検査したドクターはみなムズかしかったと言います。
それにしても僕は腸が長いので、便がすべて出るまで時間がかかります
トイレ