ドクターTの今日も快腸

大腸の病気(大腸ガン・ポリープ、過敏性大腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病など)が増加しています。ひとりでも多くの方が快腸になっていただくための最新情報を提供してゆきます。

先日
ヒューミラの治験は終了して効果が確認されており、
この10月に厚労省に申請されました。数ヶ月で認可されるのではと書きましたが
約一年かかるようです;謹んで訂正いたします。
ヒューミラに限らず、海外で使用されている薬が、使用できるのは 治験から申請から厚生労働省の認可まで2−3年要します。
このことは、ドラッグラグと呼ばれ、日本の薬事行政の最大の問題です。
特に、抗がん剤では海外で標準的に使用できる薬が日本で使用できない事態が10年以上経過しています。
原因は、審査官の少なさと、何か問題が起きたときの世論の攻撃に対する恐れでしょう。

膨大な認可申請の中から特別に優先するには
このたびの新型インフルエンザのような100万人から1000万人規模の病気である場合などに限られます。

民主党政権での厚生労働省の迅速な対応が注目されます。
2009.11.25 16:30 | CDUCの開発中の新薬 | トラックバック(-) | コメント(-) |
12月中にはアサコールが使用可能になります。
ペンタサは小腸の途中から薬剤が放出されますが、
アサコールは大腸に到達してから薬剤が放出されますので、より多くの薬効成分が大腸に届くわけで左大腸型や直腸型に有効です。
また小腸で溶解しないため、白血球減少やすい臓炎症などは起こしにくいので安全です。
欧米での歴史は古く、1980年代後半には北欧で
1990年代にはアメリカで発売され広く使用されています。
ますます、潰瘍性大腸炎は安定する時代になります。
皆様お大事に。
2009.11.23 14:05 | 潰瘍性大腸炎(UC) | トラックバック(-) | コメント(-) |
10月13日から16日まで京都で消化器関連学会が開催されました
主催された学会は、以下の
消化器病学会
肝臓学会
消化器内視鏡学会
消化器健診学会
消化吸収学会     です。

ワークショップ、シンポジウム、パネルヂスカッションなどが60ほどあり盛りだくさんで
次第にアメリカの学会のように自分の分野以外は参加できなくなるほどたくさんでした。
ワークショップ、シンポジウム、パネルヂスカッションを
消化器の分野別で類別しますと
咽頭 胃 食道:16 小腸:5 大腸:9
肝臓:18 胆嚢・すい臓:11
潰瘍性大腸炎・クローン病:4
メタボリック症候群関連:2
癌関係:5 肝臓や腸管の免疫:2
でした


そのなかで最近の話題はNOTESです。
NOTES:腹腔鏡よりも進歩して、口やへその穴や膣、肛門から、手術器具を挿入して手術する方法です。
これまで20年間の腹腔鏡手術で培われたテクニックや手術器具をさらに工夫して手術するのですが、実現までまだ時間が必要ですが、
近い将来、ほとんどおなかに傷が残らない時代が到来しそうです。
2009.10.17 22:39 | 日常のあれこれ | トラックバック(0) | コメント(-) |
クローン病の病態にはTNFαの増加が大きくかかわっています
TNFαの抑制をするレミケードがアメリカで誕生して10年になりますが、レミケードは大きくクローン病の治療を変えてほとんどの方が外来で治療できるようになりました。
レミケードは25%マウス蛋白を持つため、投与時反応など重大な副作用が起きる可能性があり、レミケードのマウス蛋白部分を減らした抗体医薬が、その後10以上開発されましたが、はっきり効果が出るものは少なかったです。
ヒューミラは以下の特徴があります。
1)100%ヒト蛋白由来の抗体薬
2)TNFα阻害する
3)レミケード同様クローン病にもリューマチにも有効
4)日本では昨年からリューマチに適応がとおり使用できます
ヒューミラの治験は終了して効果が確認されており、
この10月に厚労省に申請されました。
数ヶ月で使用認可がおりる予定です。
ご期待ください。

2009.10.12 19:04 | CDUCの開発中の新薬 | トラックバック(0) | コメント(-) |
先日、東京の銀座や日本橋、両国に展開する薬局の薬剤師の方々に講演する機会がありました。
 40分ほど潰瘍性大腸炎やクローン病の説明を行い、
レミケードやエレンタールのスライドを見せて講演しました。
 各薬局ともクローン病や潰瘍性大腸炎の患者さんが数名で
多くないのですが、皆さん熱心に聞いてくださりました。
 クローン病や潰瘍性大腸炎の患者さんが、風邪薬や抗生物質をのんでいいかという質問があり、
消炎鎮痛剤は3日以内なら経験的には問題ないと答えました。
 この問題については私自身何度も調査してきましたし、これまでにも20本以上の論文で調査されていますが、消炎鎮痛剤が明らかに病気を悪化させることは証明されていませんので、3日以内h¥なら問題ないですと答えて、自分の処方でもそうしています。
 薬剤師サンたちには、クローン病や潰瘍性大腸炎は珍しく、新しい薬とその効果が興味ふかかったようです。

2009.09.21 23:00 | 日常のあれこれ | トラックバック(0) | コメント(-) |
9月15日 民主党の鳩山政権が誕生しました。
1955年保守合同以来始めての政権交代です。
民主党のマニュフェストでは崩壊する医療や介護に、地方の活性化に支援を差し伸べるようです。
大切なことですが、これらは応急処置に他なりません。
民主党、自民党とも残念ながら、日本の針路や経済問題についての指針は定まっていないようです。
少なくとも8年連続で首相をやり、国のあり方変える必要があるように思われます。
日本はバブル崩壊後の18年さまざまな取り組みをしましたが長期的な視野に多々ものはありませんでした。
一国の首脳は一定のポリシーを持ってたゆまず国を率いる必要があります。
英国:サッチャー11+ブレア10:21年
米国:レーガン8+ブッシュ4+クリントン8:20年
フランス:ミュテラン14年+サルコジ3年?これから
中国:江沢民12年+温家宝3年
ドイツ:コール11年+メルケル2年?これから
ロシア:プーチン8年+セミ:プーチン8年なら大丈夫
シンガポール;リークワンユー35年:現在一人当たりGDPは日本より上です、世界同時不況も立ち直りは早かったです。
20年後を考えて冷徹に政治をしてくださるよう、
これからの20年は本当に大変です。
純粋に国益を考えてくださるようお願いしお祈りいたします。

2009.09.16 23:31 | 日常のあれこれ | トラックバック(-) | コメント(-) |
先日
埼玉県の先生方に
講演する機会がありました。
40分ほどレミケードやエレンタールのスライドを見せて
その後、質問と応答の形です。
各病院ともそれほど多くのクローン病や潰瘍性大腸炎の患者さんが
いるわけではないので大変ですが
皆さん熱心に治療していらっしゃるようでした。
2009.09.15 22:56 | 日常のあれこれ | トラックバック(-) | コメント(-) |
アステラス製薬の免疫抑制薬タクロリムスが潰瘍性大腸炎の重症に近々認可されるようです
2004年頃に社会保険中央病院や慶応大学ほか10施設以上が協力して治験を行い2006年には英国の消化器病学会誌GUTに掲載されましたが、厚生労働省の認可はきわめて遅くようやく2009年になって認可が下りるようです。
当面はタクロリムスの血液中濃度を測定しながら使用する必要があり
しばらくは専門施設を中心に入院して血液中の濃度と治療効果を見ながら注意深く使用してゆく形になりそうです・
詳細わかりましたら。追加報告いたします。
2009.08.04 16:08 | 免疫調整剤 | トラックバック(-) | コメント(-) |
プライバシーがわかるような内容はたとえば手術後の年数や発病後の年数は変更して答えているつもりですが やはり個人が特定できる可能性があるようです
今後は相談内容を公表しないようにします
ご相談になりたい向きは直接 銀座医院に御来院ください。

2009.06.25 09:30 | 日常のあれこれ | トラックバック(-) | コメント(-) |
1年2回のIBDクラブJRが週末に行われました
消化器の先生でIBDに興味を持つ先生方の研究会で
全国から約200人以上が集まって4時間以上討論します
全国のIBDドクターの集まりの意味合いもあり、
提示される症例や講演の内容もかなり高度です。

また 途中の休憩や終了後の懇親会での話は 大いに盛り上がります。
「どう元気?」 「忙しすぎない?」 「体壊さないようにネ!」
「今度患者さんがそちらに転居するから先生を紹介したヨ よろしくね!」
「今 こんな患者さんがいて手術を 先生にお願いするつもりだからよろしくね!」
「うちの病院結構苦しいけど、先生の病院は大丈夫?」
「うちの坊主は勉強しないで困ってるんだ、先生のとこはどう?」
などと話はしばしば脱線気味ですが
みな患者さん思いのいい先生方です。
2009.06.22 15:43 | 日常のあれこれ | トラックバック(1) | コメント(-) |