ドクターTの今日も快腸

大腸の病気(大腸ガン・ポリープ、過敏性大腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病など)が増加しています。ひとりでも多くの方が快腸になっていただくための最新情報を提供してゆきます。

プライバシーがわかるような内容はたとえば手術後の年数や発病後の年数は変更して答えているつもりですが やはり個人が特定できる可能性があるようです
今後は相談内容を公表しないようにします
ご相談になりたい向きは直接 銀座医院に御来院ください。

2009.06.25 09:30 | 日常のあれこれ | トラックバック(-) | コメント(-) |
1年2回のIBDクラブJRが週末に行われました
消化器の先生でIBDに興味を持つ先生方の研究会で
全国から約200人以上が集まって4時間以上討論します
全国のIBDドクターの集まりの意味合いもあり、
提示される症例や講演の内容もかなり高度です。

また 途中の休憩や終了後の懇親会での話は 大いに盛り上がります。
「どう元気?」 「忙しすぎない?」 「体壊さないようにネ!」
「今度患者さんがそちらに転居するから先生を紹介したヨ よろしくね!」
「今 こんな患者さんがいて手術を 先生にお願いするつもりだからよろしくね!」
「うちの病院結構苦しいけど、先生の病院は大丈夫?」
「うちの坊主は勉強しないで困ってるんだ、先生のとこはどう?」
などと話はしばしば脱線気味ですが
みな患者さん思いのいい先生方です。
2009.06.22 15:43 | 日常のあれこれ | トラックバック(0) | コメント(-) |
顆粒球除去療法は2000年から潰瘍性大腸炎の重症や難治例で使用され 約70%の効果があります
僕はこれまで100例以上の潰瘍性大腸炎の患者さんに施行してきました。
はじめはステロイドの効果がない重症から劇症に施行していましたが、そのときの効果は60%くらいでした。
経験を重ねるにしたがって顆粒球除去療法の治療開始のタイミングがわかってきました

ポイントは
1)およそ潰瘍性大腸炎が悪化したら早めに顆粒球除去療法を開始したほうがいいこと
2)うまくステロイドを使用しておくことなど
3)出血を減らす漢方薬を使いこなすことです
現在では ほとんどの方で入院せずにすむようになりました

潰瘍性大腸炎の病状はさまざまで、10年ぶりに悪化したり
あっという間に悪化したりいろいろですので
顆粒球除去療法だけで完全というわけではありませんが
ほとんどの方で入院せずにすむようになりました。
2009.05.25 22:03 | 白血球除去・ATM除菌療法 | トラックバック(-) | コメント(-) |
顆粒球除去療法がクローン病に使用できるようになって4ヶ月が過ぎ
3人の患者さんで治療中です
いずれもレミケードが無効か抗体ができて使用できない患者さんですが、
レミケードほどの劇的な効果はないものの2-3回目からじわじわ聞いてくる感じがあり
エレンタールやステロイドをうまく併用してゆくとよくなるようです
自分自身:2002年ごろに顆粒球除去療法のクローン病に対する治験に参加しましたが
そのときの印象はレミケードに比べてなんと効果が弱いのだろうという感じでした。
かなり重症の方が治療の対象だったので有効率は50%くらいだったようです。
治験終了から5年経過しようやく使用できるようになりました。
(いつもながら厚生労働省の認可は遅いですね、せっかくの日本発の技術ですから早く認可すべきと思います)
現在ではやや軽めの方を選んで治療していますが、何とか経過は良好なようです。
今後に期待したいです
希望される方は銀座医院にてご相談に応じます
火曜日以外の平日においでください
2009.05.24 22:15 | 白血球除去・ATM除菌療法 | トラックバック(-) | コメント(-) |
札幌の学会は、快晴でさわやかで快適でした
ピロリ菌 肝炎 すい臓病 
クローン病 潰瘍性大腸炎 過敏性大腸症候群
大腸がん 胃がん すい臓がん 
肝臓がん 胆石 食道炎 
などいろいろな演題で盛りだくさんでした。
連休直後ということで 大学や大きな病院の先生が多く
久しぶりに会う先生もいてよかったですが、
みな医療崩壊で業務は大変でした。今回の学会では消化器全般を久しぶりにざっくり聞きました。
クローン病 潰瘍性大腸炎の分野はそれほど新しいことはなく、
小腸のダブルバルーン内視鏡による観察を多くの大学が行うようになってきたこと 
CD UCとも長期例では悪性腫瘍の発生に注意が必要なこと
CDではMRIやCTを使用して病変を評価する動きがあること
などでした。



2009.05.14 00:22 | 日常のあれこれ | トラックバック(-) | コメント(-) |
連休が明けて勤務が戻ってきました 5月病の方も多く来院されます
本日新しく来院した方が何人かいました 4月から診察を開始した方もいらっしゃいました
皆さん いずれもブログを通じての方がほとんどです
10年ぶりに再燃して心配な方
4月から通院し GCAPがようやく効いてきた方など 実にさまざまですが
何とか入院せず 外来で 普通の生活で 
それなりに個人の希望を訊いて家族の方が満足できるよう
大腸カメラが痛くないよう
いろいろ工夫して丁寧に診察しています
春は悪化することの多い季節です
皆様お大事に
明日からは学会で札幌に行きます
2009.05.07 21:38 | 日常のあれこれ | トラックバック(-) | コメント(-) |
内視鏡に対する恐怖
 最近は、他の施設で大腸内視鏡にて痛い経験をされた方がよく来院します。
1)潰瘍性大腸炎で診断されたときにS状結腸までしか入らなかった方
2)クローン病で年一回の内視鏡を考えるだけでぞっとするためここ何年か受けていなかった方
3)以前の病院で短い間隔で繰り返し、大腸内視鏡をされ大変だった方
などなど いろいろです。
 他の施設の先生方も一生懸命やっているのでしょうが、
私としては
1)S状結腸 横行結腸などの長い方や、
2)炎症が強い患者さんは、
3)炎症で狭くなっている部分 
以上のケースでは その部分が難しいので、そこのところをなるべく丁寧に、挿入しています。
 普通の内視鏡に比べてやや時間がかかりますが、挿入で5-10分程度 全体の詳しい観察を入れても15-20分以内で、特に痛みや張りは少ないようです。
 なお麻酔薬は少量で、本人の意識がある程度にして、一緒に画面を観察しながら行っています。
また観察が終わった部分はなるべく空気を吸入しておなかの張りがでないようにしています。
 麻酔薬を多く使用することを希望する方もいますが、麻酔薬は少量がよいと考えます。なぜなら 大腸カメラでは、内視鏡が腸の壁を突き破ってしまう(=穿孔といいます)危険がありますが、
 クローン病や潰瘍性大腸炎では腸の壁が薄い部分があるため、危険が少なくないからです。幸いにして僕は起こしたことがありませんが、常に穿孔に注意が必要です。
穿孔を起こすのは大腸カメラが腸の壁を強く押すためであり、その時は強い痛みを感じますので、麻酔が浅いほうがその予兆がわかるわけです。


 そんな状況で挿入していますが、皆様「楽だった」といって下さると、こちらも大変よかったと思います。
2009.05.02 20:27 | 日常のあれこれ | トラックバック(-) | コメント(-) |
 質問から 
 小腸病変の評価は造影CTでもあるていど わかるのでしょうか?
経口小腸造影では あきらかな狭窄はありませんがCRPの軽度 上昇が遷延しています。
大腸は現在問題 ないようです。

コメント
経口小腸造影で明らかな狭さくがなくCRPが軽度上昇する状況ですが、
おおよそ以下の可能性が考えられます
1)経口小腸造影で明らかにならない病変がある(わずかな狭さくやろう孔)
2)大腸や肛門にクローン病の病変がある
3)胃や食道などにクローン病の病変がある
4)クローン病以外にCRPが上昇する病気がある
ご心配なら診察しますので、銀座医院にいらしてください。
2009.04.12 22:08 | クローン病(CD) | トラックバック(-) | コメント(-) |
基本的には
金曜日が外来日で、9時から12時と午後2時から6時です
そのほかは内視鏡などの検査ですが、
月曜、水曜、の午後2時以降5時くらいまでにいらっしゃれば、診察いたします。
以上よろしくお願いします。
2009.04.06 21:56 | 日常のあれこれ | トラックバック(-) | コメント(-) |
今月は大腸カメラを行った中で、
潰瘍性大腸炎やクローン病の患者さんで
他の病院で大変な経験をした方が多かったです。
今日も、以前に他の病院で、痛くて挿入できなかった患者さんが3人続きました。
相当難しいと覚悟を決めて、各々挿入しましたが、
大体10分以内に挿入し、痛みもあまりなかったようで、皆さん一様に楽でよかったと感想を述べてくれました。
1)内視鏡そのものの進歩、
2)私の挿入技術の向上、
3)患者さんとのコミュニケーションによる内視鏡に対する恐怖心の克服
があいまってよい結果をもたらしていると感じます。
なお前日の食事制限は繊維成分を控えてもらう程度で
当日来院してから下剤を飲んでいただいています。
以前に内視鏡でつらい体験をされた方は銀座医院にご相談ください。

2009.03.31 00:02 | 日常のあれこれ | トラックバック(-) | コメント(-) |